労働団体関係が主催する護憲集会や○○法反対集会というのを
ニュースで見たことはないだろうか。
それの手の集会が近くの広い公園で開催されるというので、行ってきた。夏の頃の話である。
イベント名は「9条を守る県民大会」。9条に対して自分の立場は改憲派であるけれども、それを抜きにして、どういうことが行われるのか知りたいというところに焦点をおいての参加である。県民大会だもの、県民の私が参加したっていいよね。これが屋内での会であったら行かなかったが、公園ならばいつ何があっても逃げ出せるので安心できる。
13時開場で14時開会。私は13時30分に到着した。公園の広場が会場である。
会場はこのような具合。木は緩やかな並木という程度で密集していない。
――――― テント
ステージ テント ―――――
木
木 広場(周囲400mくらいはある)
木
木
木 ――――――――――――――――――――
木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木木
まずは様子見のため、ステージを正面に広場の外れに陣取った。
ステージでは30代と思われる男が
ギターを弾きながら「野に咲く花のように」を歌っている。あまりうまくない。
護憲・左翼・学生運動・平和・反戦・フォークソング、という‘そっち‘の感じにぴったりの選曲である。
広場にいるのは50人ほど。運営スタッフを差し引くと聴衆は20人か30人くらいか。中高年ばかり。
(このときのことを記したメモには、「地方都市だからみんな野良着で鋤や鍬や牛を担いで参加」と記されているのだが、わざわざ記すほど面白い嘘ではない。当日は日射病で変になっていたと信じたいし、信じてほしい。)
次にステージに上がったのは20代序盤の男二人。ギターとボンゴで
ビートルズの「Don't Let Me Down」を熱唱。うまくないが、実に熱くてよかった。ステージ退場の際「元気の出る歌、ありがとうございました」とアナウンスがかかる。二人はちょっと照れていた。
「Don't Let Me Down」は和訳すると「がっかりさせないでくれ」。
歌詞の内容は、彼女は俺を愛してくれる、こんなに愛してくれた女はいない、だから別れるなんてがっかりするようなことはしないでおくれよ、というみみっちい根性のものである。どこらへんで元気が出たのか私にはよくわからない。それどころか現在これを書いていて何だか元気が出ない。戻っておいでよメメ子。
彼らの演奏の次は、なにやら準備に手間取ってから中高年の女数人がステージに上がった。その一人から、この歌は9条がどうのこうの、と説明があった後、「コールするのでレスポンスお願いしま〜す」と要請された。コール&レスポンス! この広い会場のなかで聴衆30人くらいしかいないのに。それにしても、この声どこかで……。あっ、土井たか子の声に似てるんだ。選挙戦でちょっと疲れてる土井の声だ。
歌が始った。「平和の心、憲法9条〜♪」声量がない。勿論レスポンスも返らなかった。余談であるが、私の伯母は声楽を学んだことがあり、今でも
洗濯物を干す折にはその技術と豊かな声量で近所にカンツォーネを響かせるのだという。
この`9条賛歌`が始ると、歌詞と楽譜の書かれた紙をスタッフが聴衆に配り始めた。貰いに行くのは恥ずかしかったが、ブログのためだと意を決してスタッフの周りをうろうろしてみた。声をかけるのは何だか恥ずかしくて出来なかった。スタッフは周りの人々にさっさと紙を渡して歩いているのに、私の前だけでは目も合わさずに素通りする。おかしい。心なしか、私は周りの空気から明らかに浮いているように思える。私の格好は
Tシャツに
ジーンズ。ああ、無精ヒゲがいけないのだろうか。「いちご白書をもう一度」のイメージ(日和見する前の主人公)で伸ばしてきたんだが……。時世を考えて
ヘルメットと鉄パイプはやめておいたんだが……。とうとう紙は貰えなかった。
開会15分前。もう前座は終わったようで、ステージには誰も上がらない。BGMでスマップの曲が流れている。宮藤官九郎のやつ。
次に流れたのはサザンの「BOHBO No.5」。どちらもインスト。さっきまで「野に咲く花のように」が歌われていたのが嘘のようだ。
開会直前の頃には相当な人数がステージ前に集まって来た。「全労働」「全運輸」「自交総連」「全司法」等、各団体ののぼりが立っている。共産党ののぼりもあった。憲法9条の大会のはずなのに「教育基本法反対」と書かれた旗もあった。
広場には日を遮る物がないため、広場の端の木陰に陣取っている人も多い。全部で300人くらいか。
開会。開会宣言があり、議長団選出、挨拶と滞りなく進み、憲法を改正するとどうなるとか政府がどうとか戦争する国がどうとかいう話が始まる。内容は左サイドの人々がよく話しているような事なので目新しさはない。ステージ前の人々は黙って話しを聴いているが、広場の端にいる人々はめいめい勝手に話をしている。私は両方を行ったり来たりしてみた。
スタッフが大会
パンフレットを配って回っている。私も一部貰おうと近くにきた30歳くらいの男のスタッフに物欲しそうな視線を送ってみるが、こっちを見やしねえ。私の周辺には渡していったのに、私だけを無視。何でだよ。さっきから平和を願うキリッとした左翼らしい顔をしているのだが、同胞とみなされていないらしい。何がまずいのだろうか。決して冷やかしにきたわけではない。ジェントルマンなマインド、日本語でいうところのシンシなキモチで参加しているというのに。そのうち50歳くらいの男のスタッフがパンフレットをくれた。
参加者の顔つきは大方のところ至って普通。自分の意思ではなく組合・団体の動員によるものだからだろうか、左特有の表情の者がなかなかいない。運営スタッフには革命運動やってそうなギラギラした目つきの者が一部いた。さきほど私を無視してパンフレットをくれなかった男もこのタイプだ。みるからに武闘派というタイプはいなかった。
木陰で電話をかけていた60歳くらいの男が地面に木の枝で延々と幾何学模様を描いていたが、何事なのかよくわからない。
プログラムの合間合間に、参加者は本部テントにて記名をしてください、とアナウンスがかかる。飛び込み参加で浮いている私もしたほうがいいのだろうか。かなり迷ったけれど、冷やかしに来たわけじゃないのだからと意を決して記名へ赴く。本部テントには中高年の女が4人いる。そのうち記入帳を何冊か広げている一人の老女の前に立った。
「こんにちは」と挨拶すると老女が私を見て何故か狼狽している。ブルータス、お前もか。ここでも余所者扱い(実際余所者なのだけれど)されて、そんなに私の見た目は酷いのかと落ち込む。無精ヒゲは失礼だったかもしれないが、髪は黒いし、服装もラフなれど割合常識的な格好をしているつもりである。それなのに。
動揺を押し隠し、「記名を」と声をかけると、落ち着かない態度で「何処の団体に所属ですか」と訊かれた。「個人です」と答えると「では、こちらに」とひとつの記入帳を指定された。記入帳は所属ごとに分けているらしい。私の前に記名していた爺さんは青いタオルを貰えていたのに、私は何も貰えなかった。フリー参加だからだろうか。
決意表明、宣言採択等、大会は予定調和に事を運び、閉会挨拶の後ガンバロー三唱というのがあり、そこそこの人が唱和していた。これだけの唱和人数がいればさっきのコール&レスポンスも成立しただろうに。
このあと近くの繁華街をデモ行進するという。さすがにそこまでは付き合いきれない。デモ行進は遠巻きに眺める事にした。デモ隊は100mを越し、
拡声器を持った隊長の音頭にあわせてシュプレヒコールしながら練り歩いていた。この拡声器がうるさいの何のって、右翼の街宣車と同じくらいうるさいのでびっくりした。
「米軍は米軍基地(?)へ帰れー!」「教育基本法、改正はんたーい!」「憲法9条を、守れー!」
街行く県民の反応は冷ややか。だってうるさいもの。
デモ隊の解散式まで見届けた私は家路についた。
あ。
帰宅した私は何故スタッフに避けられ狼狽されたのか、ひとつの理由に思い当たった。
それは何か。
ヨシノブったら「それは何か。」ですって。
何でもいいですよね、そんなこと。知りたかねぇっての。
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男が女のアナルを舐めるのはやっぱ一般的にはNGですか? 多くの場合、徐々に説得していけば可能になることなのか、ほぼ絶対的に受け入れられないことなのか。知りたいです。いきなり舐めるのが駄目というのは何となくわかっています。