2016年11月01日

野球部総決戦

第1話

県立のびのび高校野球部。
かつてそこそこ強かったらしいが、もう5年くらい公式戦で未勝利。
他校との練習試合でも勝ったり負けたりと成績が振るわず、
次の県大会で2回戦を突破するくらいでなければ廃部だとの噂が流れているらしい。
大会予選は1ヵ月後。
生半可な練習をしたところで、予選敗退は目に見えている。
そこで、この3ヶ月間、部員たちは練習も道具の手入れもせず、ひたすらに
この窮地を脱する秘策を考え続けていた・・・・・・。


うーんうーんと考え込む部員たち。
重苦しい空気の中、1年の野島が突如明るい声をあげた
「キャプテン、そういえば今日、隣のクラスに転入生の男が入ってきましたよ」
「それがどうかしたか?」
キャプテンの長谷川は、これが起死回生に繋がるかもしれない一言だとまだ気付いていない。
今日の夕飯のことを考えていたので、あ、そうか、まだ部活中だった、って今気付いた感じ。

「もしもそいつがホームランばっかし打って三振ばっかし取る奴だったら、甲子園も楽勝なんじゃないすか!」
「あっ、そうかもしれない。よし、そいつを今すぐ連れて来い!」

勢い良く部室を飛び出す野島。
夕食の献立なんてお母さんが決めるんだから、幾ら考えたってしょうがない。
長谷川はお腹がすいたな〜と思いながら、野島を待った。
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2016年09月08日

もうすぐこち亀最終回を読む私たちは。

こち亀の連載終了の報を受けて、自分が時代の目撃者や歴史の証人という存在になっていることに気付きました。

こちの最終回などという歴史的瞬間に立ち会うんですよ、私。
こち亀なんてのは当然あと10年続いて50周年特別本が出るのだろうと思っていたところなのに、こち亀の最終回なんて私が死んだ後になると思っていたのに、今月中にもう終わっちまう。あのずーっと続いていたマンガが。終わるんですって。40年ぶりにこち亀のないジャンプになるんですって。

この先生まれてくる人類たちは、『こち亀が連載されているジャンプ』を知らないんですよ。アーカイブや知識でいくら追いかけたって、あのいつでも載っている安定感、単行本を読み返して掲載号の頃を思い出すあの感覚、そういうのが断絶した世代が始まるのです。


「長老様、昔のジャンプにはこちら亀有前葛飾区公園派出所ってマンガが載ってたんでしょ? 長老様もお読みになっていたの?」
「おお、読んでおったよ。タイトルはちょっと違うがな。ほっほっほっほ」
「すごい長期連載だったって本当?」
「本当じゃ。何しろ40年じゃからのう」
「40年も!」
「その間、一度も休載なしじゃ」
「わあ、すごーい! 休載といえば冨樫が引き合いに出されがちだけど、それは多くの人からハンタは連載作品だと認識され続きを待ち望まれているからこそだ。それにひきかえ、萩原のバスタードはいったいどうなってるんだ。ソーシャルゲームも1年で終了したろ。」


こんな具合に、私たちが時代の目撃者や歴史の証人として後生への語り部となるのですよ。
タモリが平日の昼間に生放送で歌っていたこと、ドラえもんがのぶ代だったこと、のりピー語の流行などを未来に伝え、やがて宇宙の全てを記録する人造アカシックレコード計画が着手された折には、【マンモスうれピー  意味:すごくうれしい】などと手抜かりなく入力されるように取り計らうのが私たちこち亀の最終回に立ち会う人類の使命です。





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2015年05月17日

今週の男たるもの


上昇気流が発生している!

それは、ここ男勝負会場に集まった漢見物たちの熱で空気が膨張しているせいである!
男が引き起こす科学!
今日この上昇気流に乗って天下一の漢へ近づこうとしているのは誰か!?
細平野 孝男!
原生林 六三郎!
このふたりである!

本日は晴天なり!

男勝負が始まろうとしている!


「わあああ」「男〜」「はやく始めろ〜」
会場は沸いている!
「しかし、六三郎が男勝負の場に出るとは珍しいのう」
「ああ。あいつは普段山にこもっておるからな。だが、男勝負をして負けたことはまだないはずだ」
「自分の部屋をログハウスで自作したという噂は本当かも知れぬのう・・・・・・」

天に昇らんとする両者が入場した。
今回男を賭けるのは飲み勝負!
闘志漲るジャンケンは勝った細平野が後攻を選択!

先攻の原生林は大ジョッキを取り出した!
「男の飲み方を見せてやる・・・・・・!」

原生林が何かを次々とジョッキに注ぐ!
「あ、あの容器はまさか!」
「それをやるというのか、六三郎〜!」

「見さらせ! これがヤクルトのジョッキ飲みだ!」
原生林はジョッキに並々と注がれたヤクルトを飲み干した!

「おおおおお〜」「掟破りのヤクルトジョッキ飲み!」「男の夢じゃあ〜!」
「こ、これはすごいぞ。販売元でもきっと推奨しない飲み方じゃなかろうか・・・・・・!」
「日本にはまだこんな男がいたのか!」
会場はどよめく


「どうだ、細平野。話の展開上、後攻が勝ちやすいという験担ぎをしたつもりだろうが、これでもまだ俺に男を見せられるか」
「験担ぎもいいが、今日は色々と用意したいものがあって時間が欲しくてね・・・・・・。それじゃ、飲ませてもらうぜ!」

細平野もまた大ジョッキを手にしている。そこに並々と注がれているのは茶色い液体。
それを飲み干した!

・・・・・・原生林の飲みっぷりに目を奪われていた漢見物たちには、細平野がジョッキに何を注いだのかわからない!
会場がざわつく!
「おい、孝男は何を飲んだんじゃ。まさかあのわけのわからん一杯で終わりか?」
「これは見応えの無い勝負となってしまったな。原生林の男が圧倒的であったか」
「いや、まて。あいつ、ジョッキからコップに切り替えて、ボトルからさっきの茶色いやつを注いでおるぞ! まだ終わってはおらぬ!」
「一体何を飲んでいるんだ〜!」

「こっからは、チビチビいかせてもらうぜ」
細平野はボトルをテーブルに置いた。そのボトルに貼られたラベルに注目が集まる!
ラベルには何と・・・・・・『お好み焼きソース』!!!


「ひゃあああああああああああ!」
「それは飲み物じゃねえ!!」
細平野の真実に会場からは悲鳴すらあがった!

細平野はコップのお好み焼きソースを一口飲むと、箸を伸ばした!
その先には紅生姜の盛られた小皿!
紅生姜を少し摘んで味わうと、それでまたソースを一口!

「うわああああ!」「なんかすっごい! なんかすっごい!」「なんだこれ! なんだこれ!」
漢見物たちは自分たちに何か一つのイメージが迫ろうとしている予感に身を震わせている!

次に箸が伸びた小皿には削り節!
これまた少し摘むと、またソース!

「あ〜〜〜〜〜〜!」「あ〜〜〜〜〜〜!」「あああ!」「あああ!」
漢見物たちが一つのイメージに達する!
これは、近年流行の小市民的グルメ漫画、或るいは酒場放浪記っぽい!!!
「すご〜い!」「すご〜い!」「おとなっぽ〜い!」

未成年細平野孝男の合法的飲み姿によって、こじんまりとした店で酒と肴を乙に味わうか如き雰囲気が、この男勝負試合場に現出した!
こんな大人の入り口があったのか!!!
数々の男勝負を見守ってきた漢見物たちも、これには身悶える!

細平野はコップのソースに青海苔をひとふり。それをまたズビビーと一口!
「ぎゃああああ!」「やられた!」「たまらーん!」

しみじみと豊かにソースを味わう細平野に、漢見物たちは最早ショート寸前!
そこへ小皿のふちにマヨネーズを一山載せて、それでまた紅生姜と削り節に変化をつけるという妙技を見せられ、失神する者すら生じた! 突如体感する新時代の大きなうねりに自我を打ち砕かれたのだ!!


圧倒される漢見物たちではあるが、細平野が何を見せているか理解している者たちばかりではない。

「すごいな、孝男は。アレの境地に辿り着くとは」
「うむ。よもや未成年に出来るとは思わなんだ」
「・・・・・・お、おい。俺は、孝男がものすごい男を見せているのはビンビン感じているのだが、いまいちわからねえ。あ、あいつは・・・・・・何故、素直にお好み焼きを食わんのだ! こんな食文化が人類文化史に存在するのか!? 俺は単なる奇矯な振る舞いに圧倒されているだけなのか!?」
「お前、アレを知らんのか」
「知らずして圧倒されたか。ふ、ますます本物というわけだ、孝男のアレは」
「お、教えてくれ〜! 孝男が見せている男の意味を!!」

「アレはな、『抜き』よ」
「な、なんだその通の符牒みたいな言葉は〜!」
「ほう、察しがいいな。『抜き』とはな、具を載せた汁物の蕎麦から、蕎麦を抜いたものだ。天麩羅蕎麦から蕎麦を抜けば『天抜き』、鴨南蛮から蕎麦を抜けば『鴨抜き』・・・・・・。そう言って蕎麦屋で注文するのだ。『天抜き』が一番メジャーであるな。単に『台抜き』とも言う」
「そ、それじゃ、天抜きを頼んだら、あったかい蕎麦汁にひたされた天麩羅が出てくるのか!?」
「そのとうりだ」
「何のためにそんな勿体ないことをするんじゃ〜っ! お蕎麦嫌いのためのメニューなのか!?」
「それを肴にな、酒を呑むのよ。熱燗をな」
「あまり腹を膨らませず、蕎麦が伸びる心配もせず、蕎麦屋の肴でゆっくり酒を呑みたい・・・・・・。そんな通の酒呑みがやるのだ。かっこいいだろう」
「・・・・・・か、かっこいい! すっごくかっこいい〜〜っ!! 派手ならず洗練された享楽的でありながら、どこかストイック! 粋な趣がありやがるぜ〜〜っ!!」
「未成年では叶わぬ憧れよ。しかも若い大人ではちっと似合わぬ。枯れた風情が出る中年あたりからでなければ、そうそうこの趣は出ぬよ。しかし、孝男はその趣をやりやがったのよ!!」
「なるほど〜! 男が憧れてしまう『抜き』の趣を、俺の心の中の男がしっかり感知して圧倒されちまったのか! やりやがるぜ、孝男はよ〜っ!!!」


『お好み焼きの台抜き』!!!
漢見物の盛り上がりを意に介さず、細平野は静かにコップのソースを傾けている。
大人の風格!
それも中年男の枯れた佇まいだ!

原生林はヤクルトの空容器を洗ったりテーブルを拭いたりと片付けしながら、「わあ〜、細平野ってなんかすっごいかっこいいことしてるぅ〜」と驚嘆していた!
勝負は決している!

以後、原生林はヤクルトのジョッキ飲みをやめた。
男が、男に憧れたのである!
男を見る目があるからこそ憧れるのである!
ふたりは男なのである!!


終わり!
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2015年05月01日

今週の男たるもの



男たるもの、男と生まれたからには、
男を磨き、磨きに磨いて、
天下一の漢にならんと欲す!
それが男だ!!

そんな`漢`を目指す男の中の男たちが漢っぷりを競う
男勝負の幕が今まさに上がろうとしている!


是非とも宮下あきらの画で想像されたい!


会場には多くの漢見物が詰め掛けている!
漢見物とは、漢っぷりを見物する行為、或いはその見物客である!

「うおお〜! 今日の男勝負の盛り上がりは一段とすごいぜ!」
「ああ、あの最近突然現れた風来坊 細平野孝男 と 熱血シシャモ高校の番長 剛嶋扶美太郎 の男勝負となれば、見物せずにいられねえぜ〜!」
「しかしなあ、快進撃を続ける細平野だが、剛嶋さんの漢っぷりは手強いぜ」
「ううむ。ところで今日は何の勝負をするんじゃろか」
「弁当で漢らしい食べっぷりの勝負だぜ」
「おおっ、ふたりの登場じゃあ〜〜!!」
「うおおお!」「やったれ〜剛嶋さん!」「天下一の漢っぷりを見せてくれ〜!」

すさまじい漢見物の熱気に包まれ、ついに男勝負の場で細平野孝男と剛嶋扶美太郎が相見えた!
まずはじゃんけんで先攻後攻を決める。
パー対チョキで勝った剛嶋が先行を獲った!


「うわっはっは、細平野! 俺の漢を見やがれ〜っ!」
剛嶋は大きな弁当箱を取り出した。大きい!
蓋を開けると、中身は大きなお握りとおかずだ!
剛島は両手にお握りを持つと、それに食らいついた。
右、左、右、左、と一口毎に違う方のお握りを食べ、そのままふたつとも食べてしまった!
それから水筒のお茶を飲むと、今度はおかずのからあげに箸を伸ばした。更には空いた左手がお握りに伸びる!
からあげを食べながらお握りを食べだした!

「うおおお〜! やっぱりすげえぜ剛嶋さんはよぉ」
「大きなお握りふたつの後で、からあげを挟みながらもう一つお握り。もりもり食べてるぜ!」
「おおっ、弁当箱をよく見てみろ。おかずがみんな油っこいぜ!」
「リンゴやプチトマトが入ってない!」
「まさに漢の弁当だぜ〜!」

「うわっはっは、どうだ細平野! 俺の弁当と食べっぷりは! 自分で作ったんだぞ! 逃げたければ逃げてもいいのだぞ!」
男勝負では、先攻の漢っぷりが相手を圧倒すると、後攻は勝負せずに逃げ出してしまうことすらある。
剛嶋は過去に二人、逃げさせたことがあるのだ!

「ふふふ・・・・・・。逃げてもいいが、腹が減ってきちまってね。ここらで俺の弁当を食べさせてもらうぜ!」
細平野が懐から大きな伊勢海老を取り出した!
まだ生きている!

「ぬうう、あやつ伊勢海老で勝負するつもりか」
「ふん。これはちっとばかり興ざめじゃのう。男勝負は金をかければいいというものではない。むしろ金で漢っぷりを飾り立てようとする輩は男を落とすわい。剛嶋はそんな見掛け倒しでどうにかなる相手ではないぞ」
「しかし、あの生きた海老をどう食べるつもりだ?」

細平野は涼しい顔をして、海老の背中に一本の棒を刺した!
なんか屋台で売ってるチョコバナナみたいなことになったぞ!
そのまま棒をぐりぐりとかき回して引き抜くと、その穴から伊勢海老を吸ったのである! 伊勢海老のエキスを吸ったのである!
伊勢海老を天に掲げるようにして、一心にそのエキスを吸ったのである!

「うわ〜! すご〜い!」
「すご〜い!」「すご〜い!」「エビ吸ってる〜!」「あんなの初めて見た〜!」「あいつはいったいどこの出身なんだ〜!」
目の肥えた漢見物が驚き、唸る!

「そうか、わかったぞ! 伊勢海老は見掛け倒しじゃねえ!あの男らしい食べ方に耐えられる海老は、必然的にああいう大きな海老に限られるんじゃ〜!」
「生きた伊勢海老を平然と懐に入れていられる根性か・・・・・・。あいつ、一体どれだけの修羅場をくぐってきたんだ・・・・・・!」

細平野は吸えるだけ吸うと、伊勢海老を懐に仕舞った。
「残りは、晩御飯で食べる」
剛嶋はまだ弁当が残っているというのに、箸を置いた。
「俺の負けだ。俺はただ自分の好きな弁当を食べていただけのような気がする。男を磨くための弁当ではなかったような気がする」
「そんなことないさ。俺はただ・・・・・・料理が出来ないだけさ」

「うおおおー!」「うおー!」「男〜!」「晩御飯ではどうやって食べるんだ〜!」
勝負は決した!
男男男!
これが男の勝負である!


後日、ふたりはピクニックに行った!
細平野が用意した弁当の中身は・・・・・・大きなお握り!!
「細平野! お前、その弁当は・・・・・・!」
「あんたの弁当がうまそうだったからさ。でも、おかずが作れなくてな」
これが男である!
「俺のおかず、半分こしよう」
ふたりは男なのである!!


おわり!
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2015年03月05日

15/3/3


ジャンプ+で太臓もて王サーガの名作選。
楽しい。連載当時のジャンプ作品のパロディが多く、
連載を読んでいたので、元ネタが大体わかる。
http://plus.shonenjump.com/rensai_detail.html?item_cd=SHSA_JP01PLUS00001101_57
全話配信でないのが残念だが、3月1日から電子版コミックスで全巻出ている
ので止む方なし。電子版を喜ぶべきであろう。


ジャンプルーキーは時間がなくて読んでいないけれど、+にルーキーの受賞作が載っていたので読んだ。
こういう新人の初々しい、直球の青春マンガって最後に読んだのはいつだろう? どこで読んだのだろう? 今、どこの商業誌だったかこんなマンガが載っているだろう?
ジャンプ+及びルーキーは、紙媒体では商業的に難しいことを実現できていて面白い。
http://plus.shonenjump.com/rensai_detail.html?item_cd=SHSA_JP01PLUS00001073_57
http://plus.shonenjump.com/rensai_detail.html?item_cd=SHSA_JP01PLUS00001072_57


ジャンプ+は火の丸相撲の好調な今こそ、大相撲刑事の復刻連載を始めるべきである。強く要求する。


パワーパフガールズ。
アメリカ人のセンスのいいところだけで作ったようなアニメ。
日本からこういうセンスとさじ加減のアニメが出ることは、またちょっと想像できない。
ウィキペディアを見たら、モジョジョジョは宇宙猿人ゴリとカゲスターが元ネタになっているそうだ。カゲスター! 話は残念ながら面白くなかった(小松政夫を起用しているあたり、力は入れていたはず)が、デザインには光るものがあった。まさか、こんなことで活かされるとは。
(「パワパフZ」は未見だが、デザインからして別物。「スーパーミルクちゃん」は面白いけれど、良い意味で悪い別物。)


ウェス・ボーランドは2009年にリンプ・ビズキットへ復帰していたそうだ。
何年か前にフレッド・ダーストがHPに綾波をFred's girl friend として紹介していたのだが、HPの構成が変わって、そのページはもう無い。
2009年時点ではまだ綾波をお気に入りなのが確認できた。
http://www.tana250.com/?p=3801
http://i.imgur.com/V4E2M.png
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2014年12月05日

何の仲間だ


献血ルームにワンピースのポスターが貼ってあんの。
「みんな仲間だ!行こーぜ献血!」

【献血×ONE PIECE】「学生献血」を応援するコラボ企画がスタート!
https://one-piece.com/news/detail/20141027_1493

確実に献血不可能な仲間外れがいる。
それでも行こーぜと言ってるんだから、付き添いで来て漫画読んで飲み食いするだけのつもりだな。
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2014年10月16日

14/10/16

18日16時まで、100巻までのこち亀が無料で読めます。
http://plus.shonenjump.com/ext/1410/kochikame/index.html


少年ジャンプの正しい作り方!
http://plus.shonenjump.com/rensai_detail.html?item_cd=SHSA_JP01PLUS00000178_57

私がバクマンで読みたかったのは、ジャンプがどのような過程で少年たちの手元に届くのかというドキュメンタリーであり、才能溢れる漫画家が声優と結婚するような精神に悪影響を与える有害図書では断じてないのである。
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2014年09月25日

14/09/24


文章で読む4コマ漫画


1
電車の座席に腰かけている不機嫌な老紳士。
(電車の運転士というものは、乗客に挨拶もせんのか。
 まったく国鉄はどんな社員教育をしているのか……。
 よし、文句を言ってやる)

2
運転席まで行き、運転士に文句を言う老紳士。
「こら、客に挨拶もせずに運転しているとは何事じゃ。
 せめて名乗るくらいするのが礼儀というものではないか」

3
運転手
「ふふふ……。これはとんだ失礼を。では、紅のダークパラディン、とでも名乗っておきましょうか」

4
驚愕する老紳士
「貴様が、あの……!?」

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2014年06月09日

14/06/07


海洋堂から諸星大二郎マンガのカプセルフィギュアが出ていた。
http://www.capsuleq.in/c/

そういえば、こういうのなかったなあ。
続編も出して欲しい。
私が欲しいものをちょっと考えてみた。

・千歳飴を追いかけて行った何か
・大鳥居の向こうから来た鬼
・指南車に乗った孔子
・あんとく様
・幸運の穴の外れから出てくるあれ

付属パーツを揃えると完成する六福神の宝船なんてのも。
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2013年12月10日

アワワ〜〜ッ


キン肉マンを毎週楽しみにしています。
キン肉マンは面白くてかっこいいマンガなのですが、作者は真面目に描いているであろうけれど、おかしな展開になってしまうことが度々あり、それも楽しみのひとつであります。が、今回は特にひどかった。


人が死ぬとあの世へ行くように、超人が死ぬと超人墓場へ行く。
そこでは鬼たちによる監督のもとで、死んだ超人たちが労働しているのだが、超人墓場を潰すために悪魔将軍が乗り込んできた。迎え討つのは鬼たちの頭であり、墓場で最も強い男、アビスマンだ。
アビスマンは鬼ではなく、特別な事情を持つ超人である。

闘いに勝ったのは悪魔将軍。その結果に慄く鬼たちの台詞。

「な…なんてことだ あの鬼のように強い」
「アビスマン様がやられちまうなんて」
「バ…バケモノだ! やっぱりあの悪魔将軍はバケモノだ!」
「アワワ〜〜ッ」



鬼が自分より強い奴を指して、「鬼のように強い」
自分が鬼であることを差し置いて「バケモノだ!」
アワワ〜〜ッ。

日本のマンガは世界一だと思いましたね。

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2012年06月11日

オンヌ考察



今になって大変なことに気付いた。
ルノアール兄弟著・ユビキタス大和第7話「きクぜ!」で、八戸流星が発した「オンヌ!!」は、具体的な意味を持たない感嘆詞だと思っていたが、鬼の語源である隠(オン・オヌ)に違いない。

未読者のために状況を説明しよう。
大きな桃に入って川上から流れてくるセクシーダンスガイ・ユビキタス大和の写真を撮るため、八戸流星は鬼の格好をして橋からぶら下がり、シャッターチャンスを狙っていた。桃から現れた大和が開脚する流星の真下を通過する際、団子状の前髪が八戸の股間をサワワーッと擦ってしまう。八戸は「オンヌ!!」と叫ばずにはいられないのであった……。

誰も言い逃れは出来まい。オンヌは鬼のことである。
すると、これまで無意味だと思われていた数々の感嘆詞も、何かに基づく発言である可能性が出てくる。
このような八戸の叫びを全て拾い上げて考察してみよう。


第4話 セクシーメディア王
本屋で初対面する八戸とユビ。ユビを撮るべく、通路を跨ぐようにして、平積みされた本の上に立った八戸。前が見えなくなっていたユビは、それと気付かぬうちに八戸の真下を通ってしまう。ユビの前髪の膨らみで股間をサワワワーと擦れられた八戸は「シャファーッ」と叫び、折り返してきたユビに再びサワワーされ「ツォーッ!!」と仰け反る。

シャファーは人名にあるが、誰かを思い出したのだろうか。
ツオといえばエロマンガ島で鶏を指す言葉だ。ユビの前髪を鶏冠に見立てた?



第15話 知られざるマイナースポーツ
隊列を組んだ社会人馬乗りリーガーに、馬乗りしようと飛び掛るユビ。それを撮影しようとする八戸は高揚のあまり、馬乗りリーガーの最後尾に跨り、ユビと対面する姿勢をとる。ユビは目測を誤ったのか、馬乗りリーガーまで体が届かず、その直前に落下。それが八戸の股間を前髪でシュリーンと擦る結果になってしまい、「ピムル!!」と熱い吐息が漏れた。

朝鮮語では雨をピ、水をムルと言うらしい。ピムルは雨水である。
(正確には両者を繋げて発音すると、音に変化があってピンムルになるらしい)
外の描写は無いが、きっと雨が降っているのだ。冒頭でユビが本を読んで「心を豊かに耕す」と言っているのも、晴耕雨読というわけだろう。



第16話 馬乗りヘブン
社会人馬乗りリーガーと聖地ナショナル馬乗りセンターで対決。

馬乗りは攻撃と守備を繰り返すチーム戦である。守備チームは、前のチームメイトの股に尻側から頭を潜らせ、足を掴み、中腰の体制で一列になる。先頭は後列と対面するように仁王立ちする。攻撃チームは跳び箱に似た要領で、守備側に飛び乗る(スタンプ)。次々と飛び乗り、列が崩れると攻撃側はスタンプポイントを得る。少ない人数で崩すほど高いポイントとなり、3回戦の合計ポイントで勝敗を競う。

初回、守備にまわった八戸。チームは最後尾から知之進・ユビ・八戸・山田・オヤジサンの順。スタンプされるも耐え切った知之進だが、スタンプの衝撃でユビの頭がかすかに揺れたのを八戸の股間は感知。哀れ八戸は「バボ!」と崩れ落ちるのだった。
2回表でも同様に崩れた八戸だが、ピコーンと倒れこむだけに描写は省略されている。


スポーツ対決だから、バレーボールのマスコットキャラクターの名前が出るのも無理はない。
オヤジサンはユビが勤務する蕎麦屋の店主、知之進はその息子、山田は蕎麦粉を偏愛する変態。八戸はセクシーダンスマガジン編集長であり、他にも数々のメディアを手がけ、自らカメラを取るジャーナリストである。ユビは18歳。



第21話 巨万のトミー
裏カジノ八戸オンヌーランド。攻略不可能と思われたゲームだが、ユビの前髪を八戸の股間にHitさせると「オンヌ!!」 しかも無限オンヌ状態に突入し、八戸は為す術もなく100回を超えるオンヌに見舞われた。

鬼の恰好をしているわけではないが、第7話で「セクシーダンス界にジャーナリズムの嵐を吹き込んだ鬼才とは このオレのことよ!!」って名乗っていたから、いつも鬼なんですよ、ってことなのだろう。



第32話 瓜二つ大和
本物のユビとユビに変装した偽物を判別するため、“絶対股感”を持つ八戸は両者に股間を潜らせる。「チンモ!!」「チンモレスタ・チンモーゼ!!」八戸は後者が偽物であることを見抜いた。逃走する偽ユビを止めようとする八戸だが、シュコーンと股間を潜られ「ピムル!!」と取り逃す……。

第2巻巻末の予告には、八戸がカブトムシ相手にオンヌさせた手記とユビにオンヌオンヌされている4コマ漫画が掲載されている。


チンモ。チンモってなんだろう。
結局、意味のない感嘆詞なんじゃないのか?
何かに基づくだなんて、私の考えすぎだったのか?



第41話 おまる男爵外伝
入院した八戸を見舞うユビと漫画家ピクルス西。ホスピタルオンヌ!!を目の当たりにしたピクルス西は新作漫画のネームを八戸に読ませたが、その直後に八戸は容体が急変し死亡。嘆くユビが天に咆哮したその時、前髪が霊体となった八戸の股間をシュリーン「ペルヤ!!!」奇跡が起こったのだ。生き返った八戸に駆け寄るユビが躓き、偶然にも股間をスーン「ナペルヤ!!」八戸死亡。


古代文明の名前みたいだね。



第57話 まさぐりの向こう側
DVDに魂を封じられたオヤジサンを救うため、ユビでオンヌ!!!!して霊体化する八戸。そこへ現れたアブノーマルな面々も霊体化を希望し、ユビは一列になった彼らの股間を潜り、オンヌ祭りを開催したのだ!


中国語で鬼は霊や魂を指しますので、正しくオンヌを発するべき場面です。やはり意味のある言葉だったのですね。



第68話 アフター・スクール
厳しい自然環境に適応するため首が伸び、ロクロユビと化したユビ。当然、それに合わせて八戸の足もズオーンと伸びた。超高度で二人が交差する。
オンヌ 更なる高みへ・・・・

夜間学校に通う妖怪たちの話です。八戸もすっかり足長(そういう妖怪がいます)となったわけですから、オンヌの一言が出るのは妥当でしょう。



第79話 セクシーSANPO☆GAI
地蔵の頭の上に立った八戸へ仏罰が下る。
これぞ・・・・み仏のお導きオンヌ!!
いくら慈悲深いとはいえ、仏の怒りはまだ収まらない。この後も居酒屋の出入り口でオンヌ!! ディレクターの靴を舐めるユビが偶然にもオンヌ!! 銃撃され倒れるユビでオンヌ!! さすがの八戸もこれで懲りただろう。


因果応報を説いた仏教的啓蒙色の強い一篇である。
これが後の作者の仕事と繋がるとは……。



第86話 流星のキズナ
八戸とユビの美しい絆が夜空に輝いた最後のオンヌ。

作者はちゃんと考えてオンヌって言わせてるのかよ。
言葉に具体的な意味なんかないんじゃないかな。
もうそれでいいや。
おしまい!






現在ルノアール兄弟は、聖教新聞に月一でヌルい四コマ漫画を連載中!

聖教新聞:お悩み かいけつマンくん@ ルノアール兄弟
http://www.seikyoonline.jp/lifestyle/life/2012/1199839_1631.html

ルノアール兄弟ブログからでもバックナンバーが読めます。

タスマニア八犬伝:お悩みかいけつマンくん
http://tasmania-hakkennden.cocolog-nifty.com/blog/cat47580238/index.html
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2011年12月14日

11/12/13

鉄のラインバレル作者による仮面ライダー二次創作漫画
今月28日に削除されるので今のうちに。
http://www.h7.dion.ne.jp/~n_circus/index.html


これ、ライダーマンが出たあたりで知って読んで、後日続きを読もうと思ったら、
何処のホームページにあったのかわからなくなっちゃってた。
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2010年06月02日

ユビキタス大和最終回

私の一押し漫画『セクシーDANSU☆GAI ユビキタス大和』遂に最終回。(来週、1回だけアンコール掲載)
何故終わってしまうのだ! と思ったが、よく考えてみれば何故今まで連載が続いたのかわからぬ。約2年もやってた。

だいたい、よくわからない漫画だった。好きな漫画だけれど、回によって出来不出来は感じる。しかし、作者が出来不出来をどう認識しているのか、さっぱり掴めぬ漫画だった。


ギャグ漫画の特権を行使して、絵はいい加減である。体の末端、特に手の描き方にそれがよく表れる。
例えば第53話のペーター=フランクマンの手。
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遠慮がないにもほどがある


第4話の雑誌を開いた主人公
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こんなにもいい加減なのに、トーンは丁寧に貼っている


毎回こんな作画である。


しかし、それでいて人物の描き分けがしっかりしている。老若男女、人種の違い、喜怒哀楽、動き、その人物を印象付ける服装。
いい加減なのに、バリエーション豊かで変に高度なのだ。

50代女性
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牧村龍之介氏
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せっかくのミドルエイジセクシーも末端はこうだ
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外国人男性
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チンパンジー
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ありがとうさようならユビキタス大和。
助演男優賞は八戸流星にあげたい。オンヌ!



タフ。朦朧拳の前に膝を突き病院に運ばれた、鬼龍の衝撃的な敗北。しかし「珍しい技を実際に食らいたかっただけでーす。あんな相手に負けたなんてちっとも思ってないので負けてませーん」の論理展開でノーカン。
「うわああああ、鬼龍が病院の廊下を練り歩いとる! 」という主人公の叫びに別の意味で「うわああああ」だ。


HUNTER×HUNTERは面白いです。だから早く帰ってきてください。


保健室の死神。生徒に取り付く病魔と闘う学校の先生ときて少年誌だから、ぬ〜べ〜を彷彿とさせて如何にも戦闘場面が見せ場になりそうな漫画だが、先生が病魔を退治するのは不可避のおまけというか後片付けのような扱いであることが多く、人間同士の遣り取りに病魔が一枚噛んで進む話が主体の、ジャンプには珍しいタイプの漫画。女漫画家らしい傾向と長所がよく活かされている。
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2010年02月17日

10/02/16

ワンピ、前回からの流れが反転することなく。これほど取り返しのつかないことをされるのは、初めてじゃないのか? ボンクレは生きているはず。

ハンタは危ないところで踏みとどまるなあ。
キルアの優しい弱さが蟻にされたパームを救うし、エグいことになったイカルゴも危機を脱するし。これらの展開からすると、心が黒く染まりそうだったゴンが踏みとどまる可能性も高まったか。と、安心したところで会長への一撃。会長には秘策があるようだが、王の強さは圧倒的。人に近づく蟻の王と、それを拒絶する会長には悲劇的な末路ばかりを思い描いてしまう。どう収拾をつけるのだろうか。王は死んじゃうような気がする。アカズの影響を受けた王は好きなんだがな。
前回から引き続く冨樫へのインタビュー漫画、興味深し。

ナルト。ずーっと前からあまりよくわからない漫画になってしまっている。私が少年じゃないからか。「過呼吸になる忍者」でも思ったが、どうも描きたいことを短絡的に描いてしまっている。勝手な単独行動が懸念されるナルトは宿の一室で忍者ヤマトの監視下にいいたが、ヤマトが居眠りをしている間に布団をかぶって床をくりぬき、こっそり抜け出す。
ヤマトは気付いていたがわざと逃がした、のかもしれないけど、チャクラがどうのとか滅茶苦茶に忍術を使う漫画で、監視が居眠りしている隙に布団をかぶって中から床をくりぬけば逃げ出せるという発想は、忍者の忍者に対する発想として少々思慮が浅くないか。

ブリーチ。いつもの無敵加減にはすっかり馴れたつもりだが、今回はさすがに驚いた。

猫終了。

月光条例主人公は飛び抜けていつも強くて正しくてモテモテの人気者で賞賛が止まなくて……。

バキ。今度こそトーナメントやってくれ。(刑務所編で一度すっぽかされた)
しかし、本来なら範馬親子対決に話が収束していいはずなのに、いまからボクシング習うって烈海王って。どうせなら、名トレーナーとなっているユーリ再登場とか、最強クラスのボクサーであるアライjr.かその親父にコーチを頼んだほうが漫画としても烈さんにしても良いのでは。後者は腑抜けたファイターアライjr.の再起にも繋がるし、烈の実力も碌にわからないようなジムに通っても……。

Billy Bat。下山事件の時にちょっと面白くなったが、あとは低空飛行。とっかかりようのない謎を、ひたすらうっすらばら撒いているだけの展開。もうちょっと謎の中身がわかってきたら面白くなるかな、と今後には期待。
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2009年11月17日

闇に流れる声

今週のこち亀「闇に流れる声」は、ラジオ人気低迷に発奮した両さんがFMラジオ局を開設し、派出所メンバーにも番組を持たせて24時間生放送を始める話。前半はラジオ局開設に伴う手続きの解説とドタバタ、後半はラジオのある背景のようなコマにラジオの音声を噴出しで乗せて、沢山の人たちがあちこちで何気なくラジオを聴いているような描写でしんみりとした余韻のある終わり。
ラジオ、特に深夜ラジオが好きな人なら胸に迫るものがあると思う。
DJとの距離が近いような、どこの誰ともわからないリスナーたちと深く連帯しているような感覚。番組は疾うの昔に終わっていても、この繋がりは途絶えていないような気がする。
秋本治の巻末コメントは『同じ深夜ラジオ「コサキン」のファンだった臼井儀人さんが亡くなってとても寂しい』。
コサキンも既に終わってしまった。
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2009年11月13日

今から描いた! 4コマ漫画出獄

NHK教育で「楳図かずおの今からでも描ける! 4コマ漫画入門」が放送されている。
ブログの漫画化を視野に入れている私としては見ぬわけにはいかぬ。

趣味悠々:楳図かずおの今からでも描ける!4コマ漫画入門
http://www.nhk.or.jp/syumiyuuyuu/manga.html


今日第二回までの放送を見終わって、これまでの講義に従い、私も4コマ漫画を描いてみた。

http://qazwsx.up.seesaa.net/image/091112_01.jpg
http://qazwsx.up.seesaa.net/image/091112_02.jpg

番組オープニングに、4コマ漫画が載った紙面をいくつも並べた映像がある。そのなかに「デリヘルくん」ってのがあるぞ。
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2009年10月29日

僕に届かず

少女漫画原作新アニメ「君に届け」が私の知る範囲では好評で、そういえば原作が面白いという話も随分前に聞いたことがある。連載誌の別冊マーガレット公式サイトでは第一話が公開中。読んでみた。

http://betsuma.shueisha.co.jp/lineup/kimini_todoke.html



ヨシノブおじさんは、駄目なんだよ。
こういう色恋沙汰の話はかなりつらいものがある。自分がどんどん虚しくなる。
もう俺以外のみんなで楽しく生きていったらいいじゃないか。
俺のところだけ日本を切り離して太平洋ひとりぼっちにさせてくれ。



可愛い爽子があんなに気味悪がられているというのは不条理なれど、マンガではよくあることだから気にしないでいられる。
だが、風早という男のファンタジーっぷりには、男として見過ごせぬ虚偽がある。
断言する。あんな男いねーよ。(爽子くらい美人で性格の暗い女ならいる)
邪心のない爽やか人気者美男子で、クラスメイトの悪ふざけの標的にされる女の子を堂々と庇い、クラスメイトたちも反省して詫びるなんて、なに? うんこするの?
男がどういう生き物か知らしめるために、俺がしたことのある一番不謹慎なオナニーを書いてやりたいが、本当に不謹慎だから書けない。書けやしないよ。
ともかく、ああいう三こすり半劇場読んでても爽やかに描かれそうな好青年なんてのは、妄想もいいところです。


風早みたいな男は実在しないと言うが、私が少年誌に出てくるファンタジックな女にいちいち虚偽を指摘しないのは、ああいう女が実在していると思っているからではない。作り話だと承知しているから抵抗がないのだ。
風早に対し過敏に反応してしまうのは、私は少女漫画を読み慣れていないので、ああいう人物を受け入れる脳の部位がまだ出来ていないせいである。
少女読者だってあくまで漫画だと理解して風早を承知しているだろうし、彼女らも読み慣れぬ少年漫画を開いたら、主人公の心をくすぐる都合のいいファンタジーに満ちた女たちに抵抗があるだろう。
今日書いたことは批判ではなくカルチャーショックである。


話は少し変わって、男はある程度BL作品に触れたほうがいいと思っている。
男同士でそんなことになるわけねーよ! と笑ってしまうこともあるだろうが、「ToLoveる」読んだ女も似たような気持ちになるのかな、と気付いたら人類はもっと互いを理解することを理解できるようになると思う。
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2009年09月23日

地上最大のロボット

以下、地上最大のロボット・PLUTOのネタバレ。青騎士もちょっと。

以前PLUTOを読んだときの感想。
http://qazwsx.seesaa.net/article/127843217.html


なお、PLUTOは浦沢名義の作品なので、長崎の領域だったであろうことも浦沢とひっくるめてあります。面倒なので。






鉄腕アトム「地上最大のロボット」を読む。「PLUTO」とは大まかな流れを同じにするだけで、かなり違う。最終決戦地が阿蘇山でやんの。そもそも、戦争関係ないし。この話をあそこまで膨らませた浦沢はやはりすごい。


私はPLUTOの終盤は失敗だと思っているので、原作もああいう正義に満ちた正論を提唱する物語だったら嫌だな、と危惧しながらページを捲った。が、両者は丸っきり別物であった。

手塚のは実に子供漫画(=程度が低い、ではない)である。話は単純明快であり、私の発言に悪意がないと承知して戴けるのならば、そこに単細胞と付け加える余地すらある。浦沢はプルートウの犯行動機を練り込んだが、手塚にそんなものはない。プルートウの破壊行動は命令に従順なだけである。しかし、折々に見せるプルートウの意思は彼がただの愚かな操り人形ではないことを示す。ウランと友達になりたがったり、卑怯な手を使わなかったりと、それらは童話的ですらある単純な行動・描写で、だからこそプルートウへの親しみや哀しみが単純に沸いて、そこに嫌味が生じない。プルートウの何をするにも変わらぬ表情に、無垢と痛々しさを見る。
ラストはこうだ。アトム「ロボット同士、うらみもないのに戦うのはどうして」 お茶の水「人間がそう仕向けたのでは」 アトム「今にロボット同士仲良くして、ケンカしないような世界になりますよ、きっと」
早くそんな世界になればいいのに、と読者は想いを馳せて物語は終わる。現実にこんな高性能なロボットが登場するのはまだまだ先のことだから、あまり深く考えずにそう思える。

浦沢のは青年(大人)漫画である。シリアスとサスペンスと謎に富んでクールである。それが最後は子供じみた解答を提示して、いままでのシリアスやサスペンスに決着をつけてしまう。それしきのことで収まりがついてたまるか。リアルな画風で、記憶に新しいイラク戦争を意識しているから、手塚版よりも心を現実に留めて漫画を読む。現実の感覚で感想を持つ。ファンタジーとしての許容が狭まる。結果的に、厳しく粗を探すことにもなる。それが、井上ひさしが甘ったれた平和主義者じゃないなんて、なんてところにも及ぶ。
手塚は物語として物語を終えている。浦沢は物語の中に主張を潜ませていたのが、最後に剥き出して読者へ叫んでしまうのがいけない。物語がそう帰結したのでも、アトムがそう言い放ったのでもなくて、浦沢という漫画描いてる大人がそれを言いたくて言っているだけになっちゃうから。浦沢がそれを言うための漫画になっちゃうから。更に叫びの内容もつまらなく鬱陶しいからいけない。


PLUTOは青年漫画であるレベルを保っていた頃は面白かったのだし、大団円にはなりそうにない話なのだから、答えを出せないような終わりにすればまだよかったのではないか。個人的には「完全な人工知能は人間の愚かさまで得てしまう」という話をもっと掘り下げれば面白かったと思う。ロボットが人権を獲得しているという設定(手塚アトムでは他の話で徐々に獲得してゆくらしい)も、人権があるのに機能に制限を加えられているロボットの身は人としてあるまじきことなり、なんて方向に話を伸ばしたら、どこまでが人か、人とは何か、なんてところに辿り着いて面白いのではないか。この辺は、話の収まりまで考えなくていい、無責任な読者の要求である。


PLUTOがマグマを凍らせて噴火を食い止めたのは、あまりに唐突で荒唐無稽であるため、てっきり原作でもそうなっているのを引き継いだのだと思ったが、浦沢の創作であった。PLUTOがこんな能力を持っていたこと、これで噴火が止まること、いずれも説明不足である。
プルートウとアトムは阿蘇山の噴火を、火口に大きな岩を積むことで止めた。それじゃ止まらんだろうと思うが、まあ、子供漫画だからなぁ。




青騎士も読んだ。印象に残っていたほどの重苦しさがなくて拍子抜けした。青騎士のデザインも無骨で猛々しい重騎士だと記憶していたのだが。
学生運動全盛の頃、アトムは優等生で駄目だという声が一部で上がり始め、編集者がもっとアトムを悪者にしろと迫って描かせたのがこの話で、手塚はどうしてもアトムを悪者に出来ず、話の出来にも不満で、人気も落ちてしまう。
そういうわけで、この話は以前のアトムとはちょっと毛色が違う。ロボットが人を殺したり、人がロボットを強く迫害したりするのは、今の私には後に引きずるほど重い話でも絵でもないのだが、幼い私には敏感に感じ取るものがあったのだ。アトムが無残に壊れてしまったのもかなり辛かったのだろう。
(とはいえ、アトムの両親が鞭で打たれそうになる場面などは今読んでもいい気分はしなかった)

手塚絵には不健全な色気があるのを再認識。ハリウッドデザインのアトムが野暮ったかったわけだ。




呉智英は手塚の知性を評して「一種の職人的知性である。それは、悪い意味ではなく無思想的であり、中性的であり、可逆的であり、応用自在である」「初期『来るべき世界』のように、一切の価値や思想への不信を根底に持つものがある。また、手塚マンガのキャラクターには、どこかつき放した冷たさがあると指摘する人もある。これも、過剰な思想性に対して自己抑制的な、教師の、職人の知性によるものであろう」「手塚作品の中には、両性具有、さらには動物性植物性具有を描いたものがいくつもある。(中略)無思想的、中性的、可逆的な知性の持ち主には、両性の差異、動物植物の差異は仮象にすぎなかったのである。ややもすればのっぺりとした平板な人道主義や平和主義と結びかねない危うさも、ここにあった。そうならなかったのは、手塚治虫が、人道主義や平和主義も素材にすぎないと見きわめる知性ある職人だったからである」と『現代マンガの全体像』に書いている。
私は手塚に詳しくないので、呉智英論の正否は判断出来ない。
だが、私が感じたPLUTO失敗の要因、つまり浦沢に必要だったものを、手塚を評することで言い当てているかのようにも受け取れるので、紹介してみた。
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2009年09月12日

PLUTO

PLUTO  浦沢直樹×手塚治虫  ビッグコミックス

ネタバレあり。


鉄腕アトムの『地上最大のロボット』編を浦沢が描いた。
アトムは小さいころに読んだが、多分全部は読んでいないはずだ。初期のアトムが天馬博士と暮らしていたころの話、アトムに家族が出来たところ、重苦しくて印象深い青騎士編あたりは覚えているが、他は何を読んだのか覚えておらず、壊れた戦車からエネルギーを補給しているところなんかを断片的に思い出す。当時、手塚の『ガムガムパンチ』も一緒に読んでいて、これも大好きだった。

そんな具合で、原作を知らずに読んだせいか、しっかりと浦沢漫画に読めた。もともと浦沢は手塚から強烈に影響されているから不思議は無いんだけど。
『MONSTER』や『20世紀少年』と同じく、幾重にも張り巡らされた深く大きな謎を掻き分けて行く展開は実に楽しませてくれるのだが、当初は果ての見えない謎も、終盤になって幾つか残るだけになると一気にスケール感が小さくなってゆき、最後は拍子抜けて終わる竜頭蛇尾仕様。途中までは面白いんだがなあ。読了して一気に押し寄せた疲労感は、ブックオフでの長時間立ち読みだけに起因するものではない。
これは冗談だけれど、浦沢は漫画を終わらせないでずーっと描いてるのがいいんじゃなかろうか。それならいつまでも終盤にならなくて面白い。最後は死去に伴い未完。構想のメモが公表されて読者は結末の空想を膨らませて愉しむ。



今作でも終盤雲行きが怪しくなってきたなと思っていたら、アトムが「憎しみは何も生まない」とストレートに何度も言い放つので呆気にとられた。今更、最後に出てくる答えが、メッセージが、使い古された、ひねりのない、〈常識〉を直截する台詞で、それを連呼するだなんて。その後のアトム「憎しみが来ない日は来るのか」を受けて殺人を思いとどまるロボ、というのには見せようとする工夫があったけれど。
最終巻の巻末には、浦沢の相方の長崎尚志がコラムを書いている。
――リメイクするうえで手塚が存命なら何をテーマにしただろうと考た。戦争だろう。手塚は、歳が近く同じ焼け跡派の井上ひさしと戦争感を共通しているんじゃないだろうか。彼らは平和主義者だが、甘ったるい理想は持っていない。人間は愚かにも戦争をする、戦争からは何も生まれない、全員が敗者になる、兵士も残された人も悲劇、自由は無く、人間性が歪む。絶対にやってはいけない!(大意)――
私は手塚に詳しくないので、彼の戦争観は知らない。よって、井上と戦争観を共にしたか否かを判断出来ないが、少なくとも、年が近いなんてのは根拠として貧弱もいいところ。
私は井上ひさしが嫌いなこともあって、この決め付けにうんざりした。9条の会が甘ったるくなくて何だろう。
2巻の手塚眞による巻末コメントが偉そう(なんで浦沢手塚対決の審判するんだよお前が。でも浦沢絵で描くことを条件付けたのは功績)で気に食わなかったのは、続けて読む本編が面白かったので相殺されていったが、結末にがっかりしたところへ、井上ひさしですから。何の救いもありゃしません。20世紀少年にもこの気配はあったが、まさかこうも剥き出しで来るとは思わなかった。とほほ。

天馬博士が碇ゲンドウに似ているのはわざとかな。トビオたらざるアトムと向き合えなかった天馬博士と、シンジと向き合えなかったゲンドウの姿は、不器用で未熟な父親として重なる。人間性が欠落しているように登場しながら、実はそうではないところも同じ。(ゲジヒトの妻を慰め、泣く天馬博士。ユイを忘れなかったゲンドウ)

浦沢が使う「ドーン」とか「ゴオオオ」とかの音。あれは何故白抜きの太字ばかりなのだろうか。どの場面でもずっと同じ書体だと、その一本調子に慣れちゃって、肝心なところで緊迫感が出ない。音に絵を邪魔されたくなくて存在感を薄めているのかな。
ふきだしの中に書く「ウィーン」とか「ザザザ」とかはふきだしの形が違うことで音の違いを感じるのだけれど。



追記
手塚「地上最大のロボット」を読んでからの感想です。
http://qazwsx.seesaa.net/article/128638341.html
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2009年04月07日

あの映画を観る

現在公開中のアレ、観て来ましたよ。

以下、大いに内容をばらすが、未見の人が読んでも支障はないと思う。ストーリーには面白味がなかったし、コーホーマスクの中身が父親だったなんて類のびっくりもなし。だが、高い技術力を費やしているのは凄く伝わってきた。その技術力が最大の見所。事前に知って損なう見所はない。



上映直前に、惣菜買った帰りと思われる、スーパーの袋を提げたしょぼくれたジャンパー姿の親仁がやって来て、私の斜め前の席に座り、手掴みでコロッケを食べ始めたところが、今思えば一番面白かった。


おおまかなあらすじ。
子供じみた冒険ごっこじゃなくて、本当の冒険がしたいと思っている堀北とメガネとデブ。時は西暦1969年。折りしも堀北らの住むフロリダでは、アポロ11号による世界初の月への有人宇宙飛行が行われようとしていた。堀北はロケットに潜り込んで月へ行こうと決意する。月へなんて行けるわけがないと尻込みするメガネとデブを説得して、周囲に黙って三匹は月へ行くことに。
三匹はNASA職員のランチボックスに潜り込み、打ち上げ基地へ進入成功。そのまま宇宙飛行士にくっついて、見事宇宙へ行きました。



映像がよく出来ている。単にフルCGとしても粗はないし、質感を持った立体になっている。あのコロッケ親仁も空に手を伸ばしていたほど。ただ、鳥の羽ばたき等の細かく素早い動きは少し苦手な技術らしい。
特に良かったのは、ジェットコースターの先頭にカメラを置いたような、高速で移動している場面。製作会社がライドフィルム(画面に合わせて客席が動くアレ)製作の大手だけあって、陰嚢の奥のほうが少しギュッとしたくらい臨場感が良く出ていた。

このあたりまでの粗筋は、宣伝で使われている範囲。私はこのまま3D技術を活かした宇宙遊泳を楽しんで、最後にちょっとしたトラブルのひとつふたつを解決して終わりかと思ったが、このトラブルが意外だった。物語としての大きな柱は間違いなく、月へ行くことと、このトラブルのふたつなのに、宣伝や予告で後者にちゃんと触れているところをみたことがない。
物語の続きはこうなっている。


堀北ら三匹の宇宙飛行は、人間のテレビ中継にも映りこみ、彼らの宇宙行きを知った蝿仲間たちもそれを見物する。中継はロシアでも放送され、これを見たロシア蝿の将軍はアメリカに出し抜かれたと激怒。成功を潰してやろうと、NASAに送り込んだ部下へ、コンピューターに工作をして地球帰還を妨害するように指示を出した。


ここで初めて物語にロシアが登場する。1869年にはソビエト連邦が健在であるが、作中でソ連名称は使われず、ロシアと呼ばれている。
当時は米ソが宇宙開発競争をしていた頃。アプロ11号の成功でアメリカが勝利するわけだが、この人間同士の開発競争に、何故かロシア軍人蝿も入れ込んでいるのだ。蝿がロケットを作るわけではなく、人間の仕事に便乗・同一化(使い方あってますか)しているだけなのだが。
アメリカ蠅連中は何匹も出てくるが、登場するロシア蠅は将軍・参謀・秘書・眼帯工作員・工作員ABの6匹のみ。(役職は適当。秘書のみメス)

アメリカ勢が揃って善人なのに対し、ロシア勢は秘書以外、実にわかりやすい顔つきや言動の悪役。ロシアという国を丸ごと悪者にしているような気がしないでもない。
将軍の名がプープチョフ(poopchev)で、参謀がレオニード(Leonide)だし。これってソ連最高指導者のニキータ・フルシチョフ(Khrushchev)とレオニード・ブレジネフ(Leonid)だよなあ。
蝿レオニードなんか眉毛が太い。

将軍と参謀
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ロシア秘書は掘北祖父の昔の恋人であった。彼女は将軍の悪巧みを止めるために、アメリカの掘北の家へやって来て、掘北祖父へ将軍の計画を話す。堀北祖父は仲間を引き連れてロシア工作員のいるNASAの基地へ向かう。工作員ABを縛り上げ、最後は掘北祖父と眼帯をした強い工作員イゴールの一騎討ち。掘北祖父はピンチに立たされるも、秘書の助けでイゴールに勝つ。
宇宙の三匹は無事に地球へ帰還。凱旋パレードで祝福される。だいたいこんなところで終わり。



私の受け取り方が過敏になりすぎているのかもしれないが、最初は単にアメリカを舞台としただけの話だったのに、このあたりでは善悪の戦いに国同士の戦いが重ねられてくる。台詞に国名が何度も出るし、蝿たちは自分らがアメリカ人・ロシア人であることを強調する。(台詞で実際に蠅が「アメリカ人」と自称する。「アメリカ蝿」だと、そういう分類が実在すると誤解されるから?)
善人秘書がいるのを逃げ道に、子供向け映画で一国をこんなにも悪役に仕立て上げていいものだろうかと、ちょっと恐ろしくなるほどだった。
あらすじでは端折ったが、宇宙飛行士無事の帰還で計画の失敗を知った参謀は、軍服からアロハシャツに着替えて、ウェイターの仕事が見つかったのでフロリダへ行きます、と将軍に挨拶。その仕事に二人分の空きはあるか・・・・・・と言うとでも思ったか!とノリツッコミで返す将軍のエピローグもある。ロシアの没落とアメリカの繁栄を察して逃げ出しちゃう御茶目な悪役、ということであろうか。この手のユーモラスな寝返りはお決まりのひとつであるが、唐突過ぎて場面が浮いている。

エンドロールに移行する直前、アポロ11号でアームストロングに続いて月面に降り立った二人目の宇宙飛行士バズ・オルドリンが実写で登場し観客へメッセージを送る。

皆さんにお伝えしておきたいことがあります。実際のアポロ11号には汚染物質もなく、ハエもいませんでした。ここで、改めて月着陸ミッションに多大な努力を払われたすべての人に敬意を表したいと思います。皆さんこれからも宇宙への挑戦を応援してください!

これは公式サイトにあるバズのコメントだが、映画でも同じことを言う。ファンタジー映画を見た最後に「実際とは違います」と言われてしまったので驚いたが、悪いロシアをやっつけるアメリカ万歳的描写が尾を引いて、アポロ11号計画の完璧さを強調するアメリカ万歳を付け足したいのだろうかと勘繰ってしまう。NASAから事実の言及を求められたのだろうか。


先程「私の受け取り方が過敏になりすぎているのかもしれないが」と前置きしたが、映画広報がストーリーの柱であるロケット帰還を巡る攻防に触れることを避けているのは、私が異常に過敏なわけではないことの証左であろう。
これだからアメリカ映画は・・・・・・と思ったら、ベルギー人監督ベン・スタッセン(Ben Stassen)によるベルギー映画だった。


日本語版公式
http://www.nat3d.jp/
英語版公式
http://www.flymetothemoonthemovie.com/
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2009年01月23日

サタニスター

サタニスター  三家本礼    ぶんか社コミックス

読もうと思っていたサタニスターが5巻まで出ているのを見つけ、読んでみたら5巻が最終巻だった。最後のほうは大人の事情で話を縮めざるをえなかったのか。ゾンビ屋れい子、巨乳ドラゴンと読んできたが、今回の終盤展開には荒波に揉まれる思いだった。しかし、キャラクターの魅力が大きいから漫画についていける。三家本作品で善悪関係なく肯定される前向きさには、それを通すだけの痛みを引き受ける覚悟と実践があり、そこに凛々しさが存立している。
三家本にはこの今一売れない作風をずっと忘れないでほしいし、実際にそう売れないでいてほしい。


一緒に読んだ漫画。


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2008年11月26日

機動旅団八福神

機動旅団八福神  福島聡

3巻まで読む。何かで面白いと紹介されていたが、登場人物ほとんどの性格が気持ち悪くて合わず。サブカル好きでオシャレな人が好きそうな印象。私は下着靴下を除いて過去3年間に買った服がTシャツ一枚という体たらく。その前に買ったのは春秋用の上着。
作者は劇団役者でもあるという。なるほど。

世界は戦争状態にあり、主人公らは軍人である。軍事面よりも、人物の心情に描写の重点が置かれている。
主人公らは福神という全身を覆うパワードスーツを着用して戦う。福神は高い運動機能を持つが、最大の特徴はスーツ内に充填された、衝撃吸収力が異常に高い特殊ゼリーである。砲弾すら効かないらしいが、刃物には弱く、簡単に斬られてしまう。福神は銃を持ったりするが、ほぼ裸である。簡単にスーツの腹を裂かれていた。「硬い盾を持てよ!」と声をかけずにはいられなかった。装甲を張るとか。後に対処されるんだろうか。このままだと破片を飛ばすタイプの爆弾を撒かれてズタボロになっちゃうのではないだろうか。


九回文化庁メディア芸術祭 マンガ部門推薦作品。

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2008年10月30日

おれは魔物とくらしてる

「ユビキタス大和」のセクシーコップ、面白かったね。俺はああいう漫画好きだぞ。さて、作者ルノアール兄弟の単行本「おれは魔物とくらしてる」が発売中です。ギャグマンガの寄せ集めで続き物があったり短編があったりです。「大和」はヤンマガ紙面にしっくりはまっているが、「魔物」はそれよりちょっとサブカル系雑誌寄りな感じがする。雑誌に一回ずつ載っている分には気持ちよく読めただろうが、体調が悪かったせいか、単行本として連続で読むとちょっとお腹いっぱいの感じになりました。つまんないことはないんだが。個人的にはフリーライターのやつが特に。収録作「ジャイアントニート」は、秩父の山奥に住むという幻の巨大ニートを取材に訪れたルノアール兄弟が、やがて彼と心の交流を果たすという感動作です。世界的な経済危機の波は私にも大きく押し寄せており、その波に飲まれまいと歯を食いしばって立ち向かう日々です。だから幾らか立ち読みしただけで買わなかったのですが、貴方は買ったほうがいいのではないかと思います。風水でもそう出ていました。「魔物」と「大和」、どっちかの単行本を買えといわれたら私は大和を買います。でも魔物もつまんなくないです。

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2008年09月24日

とっても! ラッキーマン

ジャンプ連載中のバクマンはコマの流れが悪いと思うけれど、現実をモデルにしていることがありありと伝わってくるリアリティと、実在のマンガを登場させて読者の心を擽る虚実加減が上手くて先が気になるマンガだ。そして、作中に出てくる「超ヒーロー伝説」(作者・川口たろう)が完全に「とっても! ラッキーマン」のパロディなので読んでてムズムズする。ラッキーマンは毎週楽しみに読んでいた漫画だ。

あんまりムズムズするので全巻読み返した。やはり面白い。
最初は絵の下手さに相応な、何の中身のない一話完結型のそこそこ面白いギャグ漫画。これはこれでいいのだけれど、同じような話ばかり読まされると飽きてくる。そこへジャンプ伝統にして悪癖のバトル展開で連続物に。しかしこれがうまく嵌って、バトルの動機をストーリーの軸としつつ、あくまでギャグを色濃く残すことで面白さを増した。
読者から募集した宇宙人も大抵はろくなデザインじゃなく、それが作者の絵とよく合う。この時点で既に絵の下手さは魅力となっている。そういえばラッキーマンにはジャンプ定番の「修行編」がない。それも話を間延びさせずに功を奏したと思う。
話は少しずつシリアス要素が混じってくるが、毎回主人公がそれをよく理解していなかったり、ギャグ担当キャラが絶えないことで、展開があまり硬くならず済む。
ギャグ要素は濃いけれど、やってるキャラ自身は大真面目。そこに格好悪いからこそ出せる格好良さもあれば、際立つシリアスもある。私が一番好きな泣かせ話は、裏宇宙編の最後。当時のジャンプで読んだ時、こんな漫画でこんなにも胸が一杯になるなんて、と最後のページを開いたまま暫し呆然とした。読み返すまですっかり忘れていたけれど。
ラッキーマンで一番かっこいいと思うヒーローは勝利マン。
スーパースターマンは最後にもうひとつ見せ場が欲しかった。最後はちょっと邪険に扱われすぎているように思います。会長と一緒に努力マンへ石を投げていた頃のじゃれあいが好きです。
















マルコビッチ大白抜き
  マルコビッチもラッキーマンを読んで
  大きくなったヨ。
  大宇宙トーナメント終了後の堕落したラッキーマンは嫌いだけど、
  そこから最終回までの流れはヨカッタなァ。
  野球編の最後もヨカッタネ。
  

posted by ヨシノブ at 01:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月22日

MONSTER

MONSTER  浦沢直樹   小学館ビッグコミックス

どんな話かさっぱり忘れていたので、読み返してみた。
面白い、のだけれど。もっと面白くなるぞ、もっと面白くなるぞ、と期待を膨らませてくれるわりには、あれれ、こんなものなのなのかと肩透かし。ラストシーンも、物語としての余韻を残すどころか、もう何がしたいんだよヨハンは的印象。結局、途中までのヨハンは何がやりたいのかよくわからんかった。
じゃあつまんないのかといわれれば、そうじゃないんだけど。
ヴォルフ将軍が万丈目に、200キロ爺がボウリング爺に似ているのは偶然か。ヨハンも一部に友達と名乗ってたし。天馬の呟きどおりに院長を殺したのも、よげんの書を実行に移す友達を連想した。
posted by ヨシノブ at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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