2008年02月01日

バンドやるぜい!

「ああっ、音楽をやりてえ! イカしたバンドをカッコイイゼとみてるだけなんて、もう我慢できないんだ。燃え滾る音楽への情熱が、俺をここに留まらせておかない。今日から俺がイカしたカッコイイバンドになってやるぜ。そしてあわよくば女の子からモテモテになりたいぜ。
よっしゃ、今からバンドデビューだ。いくぜ! スリーツーワン、ハイ」

 ウオーウオーギュギュギュイーンボボンボーンドドドドドドジャーン。

「ダ、ダメだ…。ヴォーカルとギターとベースとドラムを一人で同時にこなしていたら体が持たない。険しかるかなバンド道。…。フッ、デビューしたその日に引退するなんてよ…」
「おい、諦めるのはまだはやかろうぜ、伸一」
「お、お前は駅前マツダ文具店の次男坊、茂治!」
「一人では出来ないことでも、二人でならどうかな(ニヤリ)」
「フッ、まさかライバルのお前とバンドを組むとはな。よし、いくぜ! スリーツーワン、ハイ」

 ウオーウオー。ギュギュギュイーンボボンボーンドドドドドドジャーン。

「ちょっとタンマ! 文具屋次男坊の俺にはギターとベースとドラムの同時プレイがかなりの重荷だと思い知らされたぜ。こりゃ参った」
「ちきしょう、いったいどうすればいいのだ」
 ガラッ。
「お前らの音、聴かせてもらったぜ」
「お、お前は昆虫なんでも博士の和夫!」「たしか公園近くの団地の3階に住んでいるという…」
「このバンド、俺が天辺に連れて行ってやるよ」
「和夫、お前には見えているのか、このバンドの欠陥とその改善策が!」
「ああ、単刀直入に言おう。伸一はヴォーカルと一緒にギターかベースのどちらかを兼ね給え。茂治、お前は余ったギターかベースのどちらかをやるんだ」
「なるほど、手ぶらで歌っているからギターだけならやれるぞ」
「ベース一本に絞れば俺だってやれそうだ。しかし博士、それじゃあドラムがガラ空きで音が出ない…。やはりこのバンドは呪われているのか」
「俺がドラムを叩けば、どうかな(ニヤリ)」
「和夫!」「博士!」
「ドラムなんて触るの初めてだが、モンシロチョウを育てたときの、箱に穴を開けたラップを被せてたやつと太鼓は似てるからやれそうな気がするぜ」
「よっしゃ、今からバンド再デビューだ! いくぜ! スリーツーワン、ハイ」

 ウオーウオーギュギュギュイーン。ボボンボーン。ドドドドドドジャーン。
 ウオーウオー…

「伸一、ちょっと待ってくれ。この曲の楽譜はないのか」
「そういえば何となく演奏していたが、俺もどんな曲か知らないな」
「楽譜とかよくわからないんで各自勝手にやってくれ。俺も勝手にギターをやる。歌詞だけは考えてあるんで、そこはよろしく。あとバンドの名前はブルドだ」
「お前んところの飼い犬がブルドッグだったな」
「犬が好きなんだな」
「犬とブルドーザーが好きだぜ」
「よし、音楽の方向性が確認できたところでデビューライブ再開だ!」
「ちょっと待て! 岩陰に誰かいるぞ!」
「あっ、たけし、たけしじゃないか」
「おっと、見つかっちまったな。お前らの輝いてるところ、こっそり見させてもらったぜ。ところで俺を」
「そうだ! 伸一、茂治、俺たちは重要なことを見逃していた。客が一人もいなくれはライブとは言えない。たけしに客になってもらおう」
「さすが博士だ。その点をすっかり忘れていたぜ。よし、たけしはブルズのオーディエンス第一号だ!」
(さすが俺のライバル、かっこいい言葉を知ってるぜ。オーディエンスって何のことだろう)
「改めてライブ開始だ! いくぜ! スリーツーワン、ハイ」

 ウオーウオーギュギュギュイーン。ボボンボーン。ドドドドドドジャーン。
 ウオーウオーギュギュギュイーン。ボボンボーン。ドドドドドドジャーン。

(ああ、客じゃなくて俺もバンドに入れてほしかったな。博士が出てきたときに俺も一緒に出て行けばよかった。パートがひとつ余って困ってるところに出て行こうとしたのに、博士が余計なことを言うからもう、何だよあいつ、和夫のくせに。ああもう。和夫さえいなければ俺がやれたのに。ああ、ああ、あああああ! でもやるのがこういう曲ならバンドやらなくてよかったかも。うん、これなら参加しなくてよかった。でも和夫は許さん。和夫大嫌い。ああ、早く帰りたい。帰りたいなあ。何が楽しいんだよこいつら)



 こうして俺たちブルドは走り出した。この先に栄光があると信じて…!!

                              完







 俺は大きい

ウオーウオー ウオーウオー
すげえぜ俺は 器の大きさのあたりがすげえ
人間が大きい ビッグサイズヒューマン
そう俺は大巨人
俺を測れる物差しなんてないくらい ひたすらデカイ
それでも無理に測るなら 無理を承知で測るなら
3メートルはいきそうだぜ
これでも今日は縮んでるほうだぜ
それでもなお3メートルくらい
測り知れない大きさ それが俺の大きさ
ウオー



 レッツゴー工事車両

工事現場で活躍 すごく特殊な車両
かっこいいぜ 強そうだぜ 乗ってみたいぜ
でかいタイヤとキャタピラは 男の憧れ 
カラーリングに色々あるが 
やっぱり黄色が 一番好きさ
車体一部が黒かったり ボルトの頭が赤かったり
シビれるくらいに キマってやがんだ
ロードローラー クレーン車 ダンプカー
均して吊り上げ運搬して レッツゴー工事車両

テレビ写真で見たんだ すごく特殊な車両
かっこいいぜ 強そうだぜ 乗ってみたいぜ
ごつい車体の威圧感に 男は惚れる 
用途に応じて色々あるが
どれもパワフル 俺の好みさ
大地に雄雄しく駆動して 整備開発復旧作業
震えるくらいに イカしてやがんだ
ブルドーザー ミキサー車 ショベルカー
グゴゴゴグルグルガガガガガガ レッツゴー工事車両







 秘密

友達にも 相談出来ず
何でもないような 顔を作って
誰にも知られてしまわぬように
嘘で自分を覆い隠す

頭の中はあなたのことだけ
体も全部あなたに預けたい
でもそんなこと出来なくて
切なくて 我慢できずに
泣いてしまう日もあるんだよ

あなたが私を見てないこと 知っているから
あなたが彼女を見てること 知っているから
私の心 伝わらないように 知られないように



そばにいても 話は出来ず
気づかれぬように 盗み見るだけ
気持ちを伝えてしまいたい
その衝動を押し殺す

胸は想いで溢れているのに
心はすでに奪われているのに
手をつなぐことも出来なくて
苦しくて 狂おしくて
もう壊れてしまいそうだよ

あなたが私を見てないこと 知っているから
あなたが彼女を見てること 知っているから
私の心 伝わらないように 知られないように


あなたはきっと 彼女がいなくても
多分私を 好きにならないから
私の心 伝わらないように 知られないように
伝わらないように 知られないように



posted by ヨシノブ at 22:56| Comment(0) | TrackBack(1) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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