2016年02月14日

一郎くんは黙っている


土手を歩いていた一郎くんは、足を滑らせて川に落ちてしまいました。すぐに自分で川からあがった一郎くんでしたが、それから様子が変なのです。
あんなにもおしゃべりだったのに、ずっと黙ったまんまなのです。それにご飯も食べません。いつも口を結んだまんまです。
みんなは心配して、ある日とうとう一郎くんの口を無理やりこじあけてみました。
口の中をのぞきこむと、のどの奥に何かいます。
「あっ、ザリガニだ!」
なんと、一匹の大きなザリガニが、一郎くんののどに住み着いていたのです。川へ落ちた時に、ザリガニが口に入ったのを、一郎くんはザリガニが大好きでしたから、こっそり飼っていたのです。
一郎くんのお父さんはザリガニが大嫌いでしたから、一郎くんののどをコンクリートで埋めてしまいました。
静かなところで一郎くんに耳を澄ませてごらん。中からガサゴソ音がしているよ。
posted by ヨシノブ at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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