2009年12月20日

県民の総意

辺野古反対集会「参加2万1000人」 実は1万人未満

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、11月8日に同市内で開かれた「辺野古への新基地建設と県内移設に反対する県民大会」(同実行委員会主催)の参加者数が、主催者側発表では2万1千人とされてきたが、実際は1万人に満たなかった可能性が高いことが、複数の警察・情報関係者らへの取材で分かった。
 民主党政権は、大会を県民の総意ととらえてきたが、実数が半分以下だったことは、同政権の現状認識の甘さを露呈したといえる。
 県民大会は宜野湾海浜公園屋外劇場で開かれ、普天間飛行場の早期閉鎖と県内への移設反対、辺野古への現行移設計画の撤回−などを求める大会決議と大会スローガンを採択した。主催者側は、一般市民や労組など2万1千人が参加したと発表。鳩山由紀夫首相は、県民大会の決議を県民の総意と受け止める発言を繰り返してきた。
 だが、警察関係者や内外の情報関係者の話を総合すると、参加者の実数は8千人から、多くても1万人以下だった可能性が高いという。
 名護市の関係者は「県の人口は138万人余り。そのうちの1万人弱。しかも、県外からの参加者もたくさんいた。大会決議が沖縄県民の総意かどうか、考えればすぐに分かることだ」と自嘲(じちょう)気味に話した。
 中堅の那覇市議は「日本の安全保障は日米安保と沖縄が担ってきた」と話すが、沖縄県民の思いは鳩山政権には届かないようだ。(宮本雅史)


12月18日7時57分配信 産経新聞
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091218-00000070-san-pol

マスメディアを通して伝わる沖縄基地問題では、県民は基地への強烈な拒否反応で満ち満ちているかの如く言われることが多いが、内容があまりにも一辺倒過ぎて疑いを抱いている。沖縄出身の知人に沖縄県民は本当に報道でみる通りなのかと問うと、「ああいうのは一部の好きな連中がやってるだけ」とのことであった。彼の言うことが真実と断ずるだけの根拠は私にはない。しかし、真実の一面ではないかと思っている。




09/12/21追記


不可視型探照灯で、私の疑問に関連する興味深い資料が紹介されていた。



■テレビの立ち位置 -地方の時代映像祭・デジタルネイティブ・広告費・NTT再々編-(TBSメディア総合研究所:メディア・ノート)より

 「米軍基地問題の報道で、反基地の視点に立ち続けることに対して、『報道は中立であるべきなのだから、何故賛成派の声をもっと取材しないのか』といわれることがある。賛成派を取材することが中立なのだろうか。賛成派もやむなく賛成しているのであって、それを取材しても中立が担保される訳ではない。賛成派-反対派という関係は基地問題の基本的関係ではない。基地報道の原点は、沖縄に集約している基地問題を国と国民に問うことであり、日本全体のからくりを地方から読み解くことである」

 こう発言したのは「地方の時代映像祭」のシンポジゥムのパネリスト琉球朝日放送の三上智恵さんだった。彼女は「大きな権力に向き合うことはカッコいいことも承知している。地方の人間関係の中での様々なしがらみの中での取材は容易ではない」とも語っている。

http://www.tbs.co.jp/mri/media/media091201.html


不可視型探照灯:メディアが米軍基地問題を報道する際の「立ち位置」
http://erict.blog5.fc2.com/blog-entry-268.html

引用部分の段落はこう締められている。

マスコミュニケーションがコミュニケーションとして成立するためには、<メッセージ>がなければならない。それが視聴者に届けることからコミュニケーションが始まる。その意味で三上さんの発言は重い。


中立報道こそが最善であるが、万人が納得する中立地点を示すことは不可能と言っていい。それが出来ないからには、常に中立地点を探しつつ、自分がどのような根拠でその位置にいるのかを説明するのが次善策だろう。
これまでの基地報道で、「意図的に賛成派を取材しません」と説明したことが何度あっただろうか。
しがらみで取材出来ないことも含めて洗いざらい報道せよと思うが、視聴者を指導してやるという意識が抜けないのだろう。
「基地問題を国と国民に問う」とはカッコいい啖呵だが、その報道の中立性も問わせてくれい。
恣意的な中立から届くメッセージなんざ、もう飽きちまった。
中立であることを自称しなくていい。それはこっちが決める。

タグ:マスコミ
posted by ヨシノブ at 00:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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