2016年03月30日

今週の桃太郎


お婆さんが川で洗濯をしていると、川上からどんぶらこどんぶらこと
桃太郎が流れてきました。
お婆さんの見ている前で桃太郎はすくすくと成長し、「鬼退治に行く!」と
言いました。

お婆さんは走って山へ行き、お爺さんを呼ぶと、家に帰って大慌てで
きびだんごを作りました。お爺さんも大慌てで刀や羽織を用意しました。


用意の出来た二人は、流れてゆく桃太郎を川沿いに追いかけました。
途中で犬と猿と雉に会ったのできびだんごを渡して桃太郎の家来にしました。


やがて海に突き当たったので、急いで舟を用意すると、犬猿雉と
刀とだんごを積み込んで鬼ヶ島へ送り出しました。
桃太郎は川からそのまま鬼ヶ島へ向かってどんぶらこどんぶらこと
流れていきました。

舟は桃太郎よりも先に鬼ヶ島へ着いてしまい、
犬猿雉だけで鬼どもと戦いました。
桃太郎は後から流れてきましたが、鬼ヶ島の周りをどんぶらこどんぶらこと
漂うばかりでした。

やがて鬼退治が終わった犬猿雉が舟に戻ると、いつのまにか桃太郎が
舟に乗り込んでいて、みんなでお爺さんとお婆さんの家に帰りました。

お爺さんとお婆さんはまだ家に帰っていませんでした。
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2016年03月24日

今週の覆面バイカー


目玉焼きに醤油をかけようとしたら・・・・・・。「キャー!」
お刺身を食べようとして・・・・・・。「ウワーッ!」

家々の食卓から、醤油差しが宙を舞い何処へかと飛び去ったのである!
平和な食卓は不思議と恐怖の舞台となり、人々はそれを傍観するしかなかった。
それから30分くらいかな、家によっては15分とか、1時間かかったところもあったんだけど、醤油差しが戻ってきた。
「あー、よかった」「お腹空いたよー」
目玉焼きに垂らして、或いは小皿に注いで刺身をつけて・・・・・・パクリ!
「ギャア!」「ヒャア!」
なんと、醤油差しに入っていたのはウスターソースだったのだ!


怪人ヒグマゴリラの念動力によって、家々から醤油差しが引き寄せられ、それを戦闘員のみんなが醤油を抜いて容器をよく洗って拭いて乾燥させて、ウスターソースを入れて、ヒグマゴリラが念動力で元の家々に戻す。戻されたほうは醤油のつもりがソースでびっくり。
上記のような事件の真相を突き止めた覆面バイカーがヒグマゴリラに殴りかかった。バイカーも犠牲者の一人だったのだ。
(冒頭の刺身食べちゃったのがバイカーだよ)

しかし、ヒグマゴリラ、強い。
バイカーが勝てないとは言わないが、かなり勝つのは大変。
ヒグマゴリラも負けるつもりはない。
「バイカーめ、俺の醤油ソース入れ替え作戦はもうすぐ100件目に到達するのだ。100件までやったら、念動力を充電するために500年の休眠に入る。それまで邪魔はさせんぞ!」
「なになに、ちょっと待って、今何件目なの?」
「きゅーじゅー、ご? ろく!」(後ろの戦闘員に確認しながら)
「うーん、わかった。見なかったことにするから、おわり!」

バイカーは距離を取ると、座り込んで息を整え、ヒグマゴリラの作戦を傍観した。
ヒグマゴリラがムムムと唸りながら手繰り寄せる動きをすると醤油差しが飛んできて、それを戦闘員が捕まえて、入れ替えが終わるとムムムと追い払うような手付きで醤油指しを元の方角へ飛ばす・・・・・・。
他にもっと力の使い道があるだろうと思うが、バイカーは黙っている。

途中で腕のマッサージを挟んで、ついに作戦は100件を達成した。戦闘員から沸き起こる拍手。バイカーも離れたところに座ったままパチパチと拍手。
これから打ち上げだという。バイカーも誘われたが、正義のヒーローとしてさすがに行けない。遠慮するヒグマゴリラに3000円だけ渡して見送った。



別れ際、ヒグマゴリラは悪の怪人らしい台詞を残した。
「500年後、再び俺の醤油ソース入れ替え作戦が各家庭を恐怖に陥れるだろう。グワッハッハッハー!」

「500年後、か・・・・・・」
まあ、500年後の誰かがあいつをやっつけてくれるだろう。それはそれとして・・・・・・。
バイカーは500年後に再開される作戦など、少しも恐れていない。
500年後、この国はどうなっているのだろう。世界はどうなっているのだろう。
醤油がウスターソースと入れ替わることが一大事だなんてのは、曲りなりにも日常が平和の如き皮膜に包まれているせいであって、それが破られた時―――例えば、戦争など―――、一体こんな作戦が齎す恐怖など何だと言うのだ。

バイカーは遠くを見た。
まるで、醤油だのソースだので大騒ぎする500年先の光景をみつけだそうとするように・・・・・・。


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2016年03月19日

3/19

俺は生きたままのネズミとカマキリをよく噛んで食べて丈夫で元気な身体を作ろうと毎日食事した。ネズミの肉には蛋白質という難しい漢字が入っているし、カマキリの緑色には野菜がたっぷり含まれているから俺は無病息災になる。
posted by ヨシノブ at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年03月10日

電車戦士ロボT491-001


いつもは通勤通学行楽等々の足として走行している車両番号ロボT491-001。
平時はゴトンゴトン、プワァーン、なんて電車やってるけど、大きな怪獣とか宇宙人とか、ウルトラマンが相手にするような輩が現れたらロボT491-001は電車から人型ロボットへ姿を変え、輩と戦うのだ! ウルトラマンなんていないから。いないから造ったの!


ゴトンゴトンゴトンゴトン……。
今日もたくさんのお客さんを乗せて線路を走るロボT491-001。
そこへ緊急通信が入った! 巨大怪獣クワガタトカゲが街で暴れてるそうです!
T491のライトがピカピカッと光る。やるぞ!って感じで。
まずは最寄駅で停車だ。乗客を全部降ろして空にした後、変形!
ウィーン、ガシャーン、ピピピピピ。
ほら、変形した。かっこいいだろう。

飛んだり走ったりしてギュイーンと現場に到着。
殴る、蹴る、投げ飛ばす!
何か生き急いでいるかのような慌ただしさで怪獣を痛めつけるT491。
強いぞ。いや、運転士の勤務経歴に左右される部分はあるな。
今日の運転士はこの道35年のベテランだから強いぞ。
クワガタトカゲもほとんど何もできずにフラフラ。
T491の目がビカビカッと光った!
出るぞ、T491最大の攻撃!
ドドドドドド!!


いやあ、出たね。電車道アタック。
相手に何もさせず土俵の外へ一直線に追い出す決め技だ。
どんなに劣勢でも、最後はこれで勝つなって抜群の安定感がある。

この電車道アタックのエネルギーとなっているのは、鉄道客のイライラ。
T491が怪獣の方へいっちゃうと、電車が1本欠けて遅延するわけでしょう。
ホームで待たされて客はイライラするわけ。変形前に最寄駅で降ろされちゃった客とか。
ヒーローショーで、客から受けた声援が力になって立ち上がるのあるよね。
あれと大体同じ原理で、みんなのイライラが力になっているよ。

でも、イライラが募りすぎるとT491は大爆発を起こしてしまうので、戦いを早く終わらせて、早く電車に戻って運転を再開できるように、ダイヤの乱れを最小限に押さえるべく、あんなふうに慌しく怪獣の相手をしていたの。
T491の運転士は客のイライラを相手に命をかけて戦っているわけでもあるし、客がイライラすればそれだけ駅員が暴力を受けやすくなるので、野蛮人に人質を捕られて戦っているわけでもある。

客がイライラするのは、T491が変形している時ばかりじゃない。
天候や事故で遅れることもあれば、通常通りのダイヤでも通勤通学でギュウギュウ詰めになることがある。すると客はイライラするので、たまに怪獣とか何も来てないのに変形して電車道アタックを空打ちして、爆発を防ぐこともあるよ。これやるとその分ダイヤが乱れるわけだから、イライラの再生産で一日に何度も空打ちする羽目になるし、駅員も普段よりボコボコにされる。
posted by ヨシノブ at 07:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ・特撮 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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