2016年02月26日

ティッシュマン


世間は自己犠牲や献身のヒーローとしてあのアンパンを見ているけどね、あんなのは大したことないんだよ。あれは、生まれも育ちも恵まれているところに胡坐をかいているにすぎない。
そもそもアンパンとして出生してる。アンパンですよ。みんなに食べてもらえるじゃない。
そんで、パンを汚そうが食べられようが、交換してもらえる。自分で作るわけじゃなく、ジャムバターが交換用のパンをこしらえて、配達して。

おいしいアンパンに生まれて、食べられるべくして食べられる。
補充は全部他人任せ。
お膳立てが整ってて、レールの敷かれた人生をどこまでも行くだけ。
どことなく回転寿司みたいじゃん。
これがあいつの正体よ。


俺は、ティッシュマンのことを考えると、アンパン野郎の影で人知れず人々を救おうとしている本物のヒーローのことを考えると、あの虚像ヒーローを打ち壊して光を当ててやりたい気持ちでいっぱいになるんだ。

ティッシュマンも、お腹を空かせている人たちを救おうとするんだよ。
でも、食べてもらえないんだ。ティッシュだから。
端っこにちょっと醤油やソースをつけてみたり、塩を振ってみたりと、工夫するんだけれど、大抵は食べてもらえない。
それに、食べるときは小さく小さくちぎって、ちょっとずつ食べないといけない。
1枚丸ごと食べようとしたら、とても噛み砕けるものではないし、咽喉に詰まらせてしまうからね。


ティッシュは食べてもらえないんだよ。
だけど、ティッシュマンはお腹をすかせた人を放っておけないんだ!
その空腹を少しでもやわらげようと、我が身を差し出さずにはいられないんだよ!
拒まれても怒られても、それでも立ち上がる。
誰にも褒められない。そもそもアンパンマンに登場しない。
ティッシュの在庫が減ると自分で発注を入れます。


家に何も食べるものがなくて、しかたなくティッシュをちぎって食べた幼い頃。
美味しくはなく、なんの腹の足しにもならない。
そんな有る人と無い人がはっきり分かれる思い出が生んだヒーロー、ティッシュマン。


俺はもういくらお腹が空いたところでティッシュを食べることはなくなったけれど、お腹を空かせた人にどうにか食べてもらうべく、工夫と説得を試みる彼の姿に、小さな小さな声援を送っている。
posted by ヨシノブ at 03:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アニメ・特撮 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月23日

16/02/10


私は今回こそ田村ゆかりライブに行くつもりだったが、ご存知の通り、
彼女の今後の音楽活動は白紙となってしまった。

もしかしたら、私の今後も含めて、今年のライブが最後のチャンスだったのかもしれない。
行けると決まっていたわけではないが、ちょっと残念である。


契約解除の一報を得た夜、こんな話を佐倉綾音にする夢を見た。
この一件がどれだけ残念であったのかはよくわかったが、話相手があやねるである理由はわからない。

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posted by ヨシノブ at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月14日

一郎くんは黙っている


土手を歩いていた一郎くんは、足を滑らせて川に落ちてしまいました。すぐに自分で川からあがった一郎くんでしたが、それから様子が変なのです。
あんなにもおしゃべりだったのに、ずっと黙ったまんまなのです。それにご飯も食べません。いつも口を結んだまんまです。
みんなは心配して、ある日とうとう一郎くんの口を無理やりこじあけてみました。
口の中をのぞきこむと、のどの奥に何かいます。
「あっ、ザリガニだ!」
なんと、一匹の大きなザリガニが、一郎くんののどに住み着いていたのです。川へ落ちた時に、ザリガニが口に入ったのを、一郎くんはザリガニが大好きでしたから、こっそり飼っていたのです。
一郎くんのお父さんはザリガニが大嫌いでしたから、一郎くんののどをコンクリートで埋めてしまいました。
静かなところで一郎くんに耳を澄ませてごらん。中からガサゴソ音がしているよ。
posted by ヨシノブ at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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