2007年10月28日

07/10/28

古い戦友の訃報に接し、心に哀しい風が吹いている。
彼の死を、君はもう知っているだろうか。
月刊コミックパピポ、12月号をもって休刊となるそうだ。

我らの付き合いは、ある時期だけの、不定期なものだった。私は彼の良い友人ではなかったかもしれない。しかし、私には語りつくせぬ彼との思い出がある。彼と、彼といた時期と、彼を取り巻く事柄。私はこれから先も、ことあるごとに、彼と、彼のいた時代を思い出すのだ。


鴨川たぬき。尾山泰永。ペイントロボ。鬼姫。
……。

あっ、私が思い出してたのはポプリだ。挙げたのも鴨川以外はMateの作家だ。
パピポってあれか、3回くらいしか読んだことないや。
そうかあ、パピポ休刊かあ。へえ。
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2007年10月27日

07/10/27

ガンダム00を様子見している。ソレスタルビーイングの、「武力介入による戦争根絶」という宣言にはまだ明かされていない裏があると思われる。矛盾を抱えた荒唐無稽なこれをどう纏めるのだろうか。
美形揃いの点と、他兵器に比べてガンダムの性能が高すぎる点が不満である。
前回では争いの原因となっている大麻畑を焼き払っていた。今回は、戦闘状態にない相手を戦争に加担しているからとか何とかで攻撃していた。
それじゃあ、各地の兵器工場を攻撃して回ればいいんじゃないか、と思ったが、そうできない理由があるのだろうか。防衛のための武力の保持は認めているのだろうか。
あと、ネーミングセンスが変だろう。ビリー片桐とは何事ぞ。
機体デザインにも違和感あり。


電脳コイル。面白いが、子供はついていけているのだろうか。


夢枕獏がジョジョの読者であることを語る広告をみた。


新・餓狼伝129頁から130頁。カイザー武藤のことを丹波に話す川辺。

「昔、何かやってたのかい?」
「それが、アマレスだとか、空手だとか、格闘技っていうことなら、一度もない」
「じゃ、何をやってたんだ?」
バスケットボールだよ」
バスケット?」
「有名な話さ。プロレスファンなら、みんな知ってるよ。そこを、力王山にスカウトされたんだ」
「―――」
「だから、カイザー武藤は、プロレス以外はできないんだよ。


武藤はジャイアント馬場がモデルとなっている。馬場は野球からプロレスへと入った。そこをバスケットに変えてある。
合本・餓狼伝を読み返していると2巻232頁にこうある。木島が丹波に巽と武藤の因縁を話す場面。

カイザー武藤は、グレート巽より、半年、入門がはやかった。年齢もひとつ上だ。相撲出身のレスラーで、十九歳で小結までいった武藤を、やはり相撲出身の力王山が金でくどいてレスラーにした。

合本4巻巻末の登場人物一覧での武藤の紹介にも、相撲出身と書かれている。
posted by ヨシノブ at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

今週のゲーム内閣

朝晩の冷え込みにも負けないゲームキッズのみんな、こんにちは!
今日は話題の新作ゲームを特集だ!


シューティング高瀬舟(仮題)」

弟殺しの罪人喜助を護送する同心羽田庄兵衞。喜助から弟殺しの顛末を聴きだし、複雑な胸の内を抱える庄兵衞は、黒い水の面をすべって行く船の先に奇怪な化け物が待ち構えているのに気付く。
「何者なるか、名を名乗れい」
「ひひひひひ、おれは魔界からやってきた魔物だ。人間め、食い殺してやる」
襲い掛かる魔物。
その時、無意識に魔物に向けられた庄兵衞の手からエネルギー弾が飛び出し、魔物を撃った。
「ぐわああ。貴様、ただの人間ではないな。ひひひ、おれを倒しても仲間がすぐに貴様を…ガクッ」
「ぬう、まだ魔物がいるのか。それにしてもこの力は一體何ぞ」
絶體絶命の窮地に陥り、庄兵衞の體に眠っていたデビルバスターの能力が目覚めたのだ。
「お役人さま、あれを!」
喜助が前方の暗闇を指した。薄雲に遮られた月の光が、魔物の群れをぼんやりと照らし出していた……。

これより、庄兵衞と喜助の長い夜が始まる。
襲い来る魔物を討ち、喜助を送り届けて職務を果たせ!


http://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/691_15352.html



遂に森鴎外の文学作品を完全ゲーム化!
羽田庄兵衞は魔物をやっつける「デビルバスター」の血を引いていたというゲーム独自の設定を加えることにより、高瀬舟の面白さが500%もアップ!
庄兵衞のエネルギー弾は連射も溜め撃ちも出来るばかりか、あるアイテムを取るとパワーアップするとの情報も。横スクロールか縦スクロールかは未定だ。

ミニゲームも充実!
ボーナスステージでは喜助も大活躍だ。
1「空引きゲーム」
ありし日々に戻って、機織りで日銭を稼げ!
幾ら稼ごうとも弟が自殺を図る結末に変わりはないが、労働の喜びを知るのは何事にも変えがたい経験だ。作業の地味さと報いの無さで、リアルな労働をプレイできるぞ。
2「買い物ゲーム」
床に伏せっている弟のために食物などを制限時間内に買い集めろ!
幾ら買おうとも弟が自殺を図る結末に変わりはないが、楽しいゲームになりそうだ。
3「未定」
もっとミニゲームを考えるぞ、と製作チームはやる気まんまんだ。

クリア後のお楽しみも……!
無事喜助を送り届けてゲームをクリアすると現れる謎の文字列『はたらきたくない』をハガキに書いてメーカーに送ると、プレゼントが当たるぞ。頑張ってクリアしよう。



☆読者からのお便り

FF4やってて、竜騎士のカインにジャンプさせたら、うしろで見てた親父が「このお武家さまは高飛びの選手かな?」と言ったのでチョーうけた。弟に話したら弟もうけてた。(南アルプス市 FF最高くん 15歳)

・おもしろいお父さんだね。(編)

ファミコンジャンプUで、町のどこかにあるというシェルターがどうしても見つかりません。どこにあるのか教えて! (南アルプス市 上田としひこくん 12歳)

・町の中にはいって、どこまでも北へ行ってみてください。すると町を出ないでそのままシェルターが見つかるはずです。ゲーム内閣編集部では、みんなからのゲーム攻略に関する質問を受け付けております。どんどん質問してね。(編)

質問です! イースで神殿をクリアして森をさまよって(順序逆だったかも)、炭鉱跡の洞窟にはいったのですが、このあとどうすればいいのかわかりません。それに全体的に寂しい曲調のBGMがどうにも耐えられません。機種はファミンコンです。(南アルプス市 マッピーくん 17歳)

・我が編集部内にもあのゲームをクリアできたものはいません。同じ内容で「山下章のレスキュー・アドベンチャー・ゲーム」にハガキを送ってください。(編)




今週の人気ゲームランキングだ。
ゲーム内閣独自の調査方法で、最新の人気ゲームをランキングしたぞ。
これさえチェックすれば就職にも有利!

1位 荒井注のカラオケボックス〜This is a pen!〜(1753ポイント)↑
2位 かってにシロクマ(1589ポイント)↑
3位 ワールドヒーローズ (1580ポイント)↑
4位 井崎脩五郎の競馬必勝学(963ポイント)↑
5位 黒鉄ヒロシの予想大好き!勝馬伝説(321ポイント)↓

とっとこハム太郎ブームの波がゲーム業界も押し寄せ、動物ゲームがバカ売れ。
それにしても、そろそろPS3のゲームがランクインしても良さそうなものだが……。PS3の販売が苦しいという噂は本当かもしれない。ライバル機のWillからは荒井注のソフトが1位を奪取!



とうとうお別れの時間になってしまいました。
今週特集したシューティング高瀬舟、発売日も機種も未定なんだそうです。
番組では励ましやゲームの裏技情報のお便りを待ってます。どしどし送ってね。
合言葉は「僕らはいつもゲーム主義!」
それじゃあ、バイバイ!
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2007年10月24日

天晴れ!筑紫哲也NEWS23

天晴れ!筑紫哲也NEWS23  中宮崇  文春新書

筑紫哲也がメインキャスターから外れるという報を知り、これを読んだことを思い出した。NEWS23のデータベースとして買ったのであった。

最近では滅多に見ないが、数年前まではちょくちょく番組を見ていたので、読みながら、ああこんなことあったな、そういえばこう言ってたな、と懐かしかったのも束の間、NEWS23のあまりの酷さに不快感がこみ上げた。一冊丸ごとNEWS23の酷いところ(の一部)を書いた本である。
NEWS23と対比として取り上げられる報道ステーションが、相対的にとはいえ、良い評価をされてることが少し変で可笑しい。

著者の経歴をみると、『「プロ2ちゃんねらー」を自称す』とあり、危ういものを感じた。ホームページを持っており、その名も『週刊言志人』。月刊原始人を思い出して呻く。調べてみると、月刊原始人のパロディを含んでの命名であった。

『言志人』誕生!
http://www.interq.or.jp/world/mado/genshiji/970512/GENTAN.HTM

週刊言志人トップページ
http://www.interq.or.jp/world/mado/

トップページを一見して、ますます危ういものを感じた。
現在はさるさる日記での更新がメインの模様。あちこち覗いてみたが、やはり危うい。
posted by ヨシノブ at 07:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月23日

07/10/23

不調な毎日の波はついにパソコンに及び、電源を入れても起動しなくなってしまった。修理に出そうにも保証書がどこへ行ったのかわからない。荒れ果てた部屋の中を一度整理しなければならず、それには時間がかかる。とりあえず、すぐに修理に出せるようパソコンを掃除する。
未練でもう一度立ち上げてみるが立ち上がらず。

NHKにてポアンカレ予想に挑んだ数学者たちを取り上げた番組を見た。時折余計な演出(「そんなに長いロープがあるのかだって?」等)が入るも、面白い内容で見入ってしまった。

一晩明けてやっぱり未練でパソコンの電源を入れて見たら見事に起動。とりあえずブログを更新するに至る。
posted by ヨシノブ at 06:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月21日

今週のゲーム内閣

イッヤッホオウッ! ウワーオ!
ウオオオオーイ!!
ゲームキッズのみんな、ギョボギョボ!
こんなこと言ってるけど、別に俺は何も楽しくないよ。
今週のゲーム内閣が紹介するのはこのゲームです。


ひっこしぽろぽろ

 ガールフレンドの歩美は埼玉新都心へ引っ越す事になった。歩美とは友達以上恋人未満な走男は、胸に秘めた思いを伝える事なく歩美を見送ってしまった。
 別れ際に見せた歩美の寂しげな顔、あの日の想ひ出。言えなかった言葉。田舎の一本道で自らを悔いていた走男は、気がつけば歩美を追ってがむしゃらに走り出していた!


http://nigoro.jp/game/hikkoshi/index.php


遂にジブリアニメおもひでぽろぽろを完全ゲーム化!
あのギバちゃんに、今井美樹に、もう一度ゲームで会えるぞ。

 あの柳葉が、走る! 飛ぶ! 食べる! 飲む!
プレイヤーは柳葉敏郎となってトラックを追いかけながら飛び上がったり飲食をしたりと八面六臂の大活躍だ。こんなギバちゃん最近見たことない!
プレイヤーにギバ感をフルに味わってほしいという製作者の意向で今井美樹は特に何もしないぞ。ひたすらギバに専念しろ!


☆ミ 遊んでみたおともだちの感想コーナー ☆ミ

ギバちゃん走らせてて思い出しましたのは、ケムコからスーパーファミコン用ソフトとして1994年に発売された「キッドクラウンのクレイジーチェイス」というゲームです。主人公キッドが導火線の火よりも早く爆弾に到着して爆破を阻止しなければいけないのに、道々罠が仕掛けられていたり妨害されたりして、それを掻い潜ってひたすら走る内容です。キャラクターやゲーム内容を一見すると、とても面白くなさそうなゲームです。ケムコという名前も由来はわかりませんが、まるで大手ゲームメーカーナムコの紛い品のようではありませんか。
しかしてその実さにあらず。これが、なかなか面白いのです。この手のアクションゲームが苦手な私が珍しくクリアするまで挑んだ稀有な一作でありました。
は、ひっこしぽろぽろの感想?
それより急に思い出したこと話していい?
一昔前に「Abe a Go Go(エイブ ア ゴー ゴー)」っていうアクションゲームがあったのですよ。プレイステーション用ソフトでした。海外ゲームの移植で、出来はかなり良い……というのは後になって知ったことです。当時、何を考えたのか秋元康にエイブをプロデュースさせてました。もちろん秋元は四人くらいの新人女アイドルユニットに自らの作詞したテーマ曲を歌わせました。このテーマ曲が私のよく聴いていたラジオ番組のCMで頻繁に流れたものです。
「♪ハロー ハロー 声をかけて 私たちは ここにいるよ」
こりゃ売れねえなあ。洋ゲー独特の万人受けしないゲームビジュアルを無視しても、こりゃあダメだ。ゲームを売りたいんだか曲を売りたいんだか、どっちなんだい。
案の定、ゲームの売り上げは振るわなかったようです。私はエイブに起用されたアイドルが不憫でなかなかったわけですが、今の私の生活はそれどころではありません。俺のこと死ねばいいと思ってるだろう。(南アルプス市/平塚ヨシノブくん)


今週のゲームランキング
ゲーム内閣独自の調査方法で、最新の人気ゲームをランキングしたぞ。
これさえ知っておけばそのうち業界通だ。

1位 ザ・コンバットライブズ(1753ポイント)↑
2位 なるほど・ザ・ワールド(1589ポイント)↑
3位 うんこゲーム(1580ポイント)↑
4位 ワールドヒーローズ(963ポイント)↑
5位 激亀忍者伝(321ポイント)↓

ついにコンバットライブズが1位を奪取。
角材で殴ってくるデブには亀も敵わず!


さあ、お別れの時間になってしまいました。
今週のゲーム内閣はどうだったかな?
番組では励ましやゲームの裏技情報のお便りを待ってます。どしどし送ってね。
合言葉は「僕らはいつもゲーム主義!」
それじゃあ、バイバーイ!
二度と来るな!
posted by ヨシノブ at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲーム | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

07/10/19

何だこれはッッッ!!!
というのも、今週の範馬刃牙である。
正面から堂々と乗り込む勇次郎。当然だ。
米軍の警備を掻い潜り進入する烈海王。いいだろう。
意外な先客鎬昂昇。いいねいいね。好きだよ地下メンバー。
独歩。お前は何だ。
独歩。お前が出てきて俺はうれしい。だが、何だその姿は。
私は何が起こったのかよくわからずに、あれ、義手付けているのかなと思ってしまった。
独歩。バキシリーズでは今までにも意表を衝いた展開が幾つもあったが、今回のが一番だよ。
ところで板垣。攫われた独歩の奥さんはどうなったんだ。

そして水中から顔を出すジャック。その登場ならむしろガイアだろう。
ベッドの下から這い出る達人。都市伝説か貴方は。
ゲバル純くん再登場ッ! ……じゃないの? えっ、お前克己なの? 幾ら顔面焼かれたたからといって、顔が違いすぎる。

米軍の警備はどうなっているんだ。
ピクル輸送の警備も妙に軽く、簡単に一般人と接触させている。
変なところだらけだが、面白い。
バキは死刑囚編以後、新章突入後の導入部だけはいつも面白い。
だけは、というところが問題だ。
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2007年10月17日

07/10/16

更新ままならぬほどに日々嫌な事ばかり起こって、約1ヶ月が経つ。
あまりにも毎日が楽しくなかいせいか、顔面の筋肉が強張ってうまく笑えなくなっていた。
その間、数人でメイド喫茶へ行って映画ヱヴァンゲリオンを観て飲んだことだけが唯一楽しかった。メイドに何と思われたか知らないが。

新・餓狼伝を買った。旧・餓狼伝が一段落つけたように新も一段落ついたらまとめて読むつもりであったが、そんなものを待っていたら先に私が死んでしまいそうなので読むことにした。作者も完結させる前に死んでしまうのではないだろうか。
餓狼伝、面白いのはいいがすぐに読み終わってしまう。
今回の270頁の一冊を出すために、連載は3年もかかっている。
同作者のキマイラシリーズも、いつ完結するか知れたものではない。
困った。
posted by ヨシノブ at 03:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月12日

07/10/12

憂鬱なことばかり相次いで、そのどれもが日々の行いの悪さで身から出た錆のようなものだから、不甲斐なく、居たたまれない。

なかでも一番大きな出来事は、無理して書こうと思えば書けるが、無理は心身ともによくないのでお預けだ。二番目三番目も駄目だ。考えこむと死にたくなるようなことなのに、それをわざわざ文字にしたら勢いあまって遺書でも書いてしまいそうだ。

一昨日の事を書こう。
気持を切り替えるため、早朝から散歩をしていると近くから男の怒鳴り声。
喧嘩でもやっているような声だ。
ちょっと覗いていこうと思い、声のほうへ歩いてゆくと、路上に一組の若い男女。男が女の手荷物を取り上げると道路に叩きつけた。
引ったくり? 犯罪か?
二人の会話からは、そうではなく痴話喧嘩の類であることがすぐにわかった。この時点で私はうんざりしたが、ここまではまだよかった。
男は女の両肩に手をかけた。説得にかかるつもりかと思った瞬間、男の片足が綺麗に女の両足を払った。受身も取らず背中から道路に倒れる女。
ここで出た、嫌な気分になる一言。
「流産するかもしれないじゃない!」

昨日のこと。
気晴らしに自転車で外をふらふらしていると、急に便意が。かくかくしかじか、というわけでうんこを漏らした。
なんだ、そのくらいのこと。僕だって週に三回くらい漏れてるよ! と皆さんはお思いであろうが、選挙権を得てからというものの、私は一度しかうんこを漏らしていなかったのである。そのため、大変にショックであった。
どのように漏らしたかというのは、書くと後で後悔する気がするので記述を控える。


そういうわけで、今日は「ディアボロの大冒険(ver0.12)」をやっていたら序盤からスタープラチナシンデレラを拾った。こんなところで帳尻を合わされても仕方がない。
posted by ヨシノブ at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月08日

猫を助けず

(「猫を助ける」から続く)




猫の足に剥き出しになった骨を認めた私の頭は混乱した。

これは本当に、骨だろうか。しかし、骨以外の何であろう。ここらに動物病院があるかなんて知らない。タクシーに乗ってつれて行くのか。猫を抱えて。保険が効かないから高くつく。幾ら掛かる。手元に幾らあったか。自分の飼い猫でもないのに大金を払うなんて。このままでは死ぬかもしれない。骨なんて、こうも簡単に見えるものだろうか。何日ここに座りこんでいたのだろうか。動物病院。どうしよう。誰かに見つかったら。雨の間中、ずっとだろうか。まだ子猫だ。血は止まっている。幾ら掛かるんだろう。ああ、側溝の隙間を塞いでおかないから。どうしよう。このままでは死ぬだろう。ああ。ああ。

猫はむずむずと体を動かしてから、私の手からぴょんと跳びだし、後ろ足を庇いながら草むらの中に入っていった。私は、あ、あ、と木偶のように動けなかった。
逃げられたのではない。弱った猫の一匹、跳びだそうとするのを留めるくらいは可能であったが、しなかった。猫が手を離れてゆけば、私は、もう、何もしなくていい、のだ。ほら、もう、何処にいったのか、わからないぞ。猫に逃げられてしまったので、どうしようもなかったのだ、と思ってみたが、本気でそうは思えなかった。


あの足では、長くはないだろう。
猫を見殺しにした理由は、金であった。部屋に戻れば二十万円ほどは置いてあった。病院に幾ら掛かるかわからないが、とりあえず診てもらえるだけの金ではあろう。
しかし、私はその金を、知らぬ猫に使うのを、惜しんだ。
猫一匹殺してでも、使いたくなかった。
二十万と猫を秤にかけて、金を取った。
猫は殺した。


暗く項垂れて部屋へ戻った。
とても嫌な気分だった。あの猫は死ぬのだ。私が何もしなかったから死ぬのだ。私が見殺しにしたのだ。

また、嫌な気分である事が嫌だった。
たかが猫一匹死ぬだけなのに、何を落ち込んでいるのだろう。いいじゃないか、猫くらい。
私は引き取り手のない大量の動物が施設で殺されているのを知っている。知っていて、なんら行動しない。私には私の生活があり、それは仕方ないことだと言っていいのかもしれないが、せめて、なにもしない自分の罪深さというようなものを自覚しようと思っている。
そんな私が、猫一匹に動揺しているのである。年間何万と処分されているのを知っていながら、目の前で見知らぬ猫一匹が死のうとしていることに、困惑したのだ。支援の手が届かずに死んでゆく人死んだ人が世界にはたくさんいることを知りつつ、私は平気で生活をしているところなのに、猫、猫の一匹骨剥き出しにしているのを見殺して、この罪悪感。
私は一日と欠かさずに、たくさんの命を見殺しにしているのに、それを知っているのに、猫を、猫に、猫で、こうも嫌な気分になるとは。私が見殺しにしてきたものは一体なんだったのだろうか。
こうして猫が死のうとしているなか、結局は自分のことばかり考えているのも嫌だった。

一番嫌であったのは、この罪悪感がやがて無くなることであった。
罪悪感が今を頂点に、徐々に無くなってゆくのはわかりきっていた。こんなにも心を重くしているのに、十日後にはすっかり軽くなっていることだろう、一年後には、その日そういう罪悪感があったと記憶にあるだけで、すっかり情感は抜け落ちてしまっているだろう。私は今こうして猫を見殺しにしたことに狼狽しているが、今だけなのだ。この先ケロリとするのだ。では、何なのだろう、今の私が考えていることは。



夕刻、所用あって恐る恐る部屋から出た。大家の家の前を通ると「……白血球がとても少なくなっているそうで……」と大家の家族が話しているのが聞こえてきた。私は聞き耳をたてたが、話はよく聞き取れなかったが、どうもあの猫のことらしい。あの猫を見つけて病院へ連れて行ったのだ。私が見殺しにしたことにかわりはないが、少し肩の荷が下りた気がした。
どんなに良くなっても、骨まで見えていたあの足が前のとおりに機能するはずはない。切断したかもしれない。しかしその後、足に異常のある猫は見かけない。勿論、あの猫が初診の後どうなったのかは知らない。
側溝の隙間は今もそのままだ。
posted by ヨシノブ at 22:24| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

07/10/07

体調崩す。
寝て食べて寝る生活をして回復を待つ。
ただ、食べ物がラーメンと米しかなく、滋養に乏しい。
そのうえ、双方とも尽きつつある。
金はとうに尽きた。
posted by ヨシノブ at 02:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月04日

そこに11万人はいたのか。

【産経抄】10月3日 2007.10.3 02:54

 拝復 朝日新聞論説委員室さま。9月28日付夕刊の「『産経抄』の良心」と題されたコラムを拝読しました。安倍退陣について「靖国神社参拝や村山、河野談話の見直しを求め続けたあなた方の身びいきこそ、(安倍氏に)重荷だったのではないか」とご指摘いただきましたが、物は言いようだとつくづく感心致しました。

 ▼「事実の確認だけはくれぐれもお忘れなく」ともご忠告をいただきましたが、その言葉はお返ししなくてはなりません。そう、先月29日に開かれた沖縄戦での住民の集団自決をめぐる教科書検定への抗議集会の報道ぶりです。

 ▼貴紙は1面で「沖縄11万人抗議」と大見出しをとり、きのうも「県民大会に11万人が参加した」と書いておられます。でも、11万人は主催者発表の数字です。記者は何の疑問も持たなかったのでしょうか。

 ▼抄子は宜野湾市内にある会場を何度か訪ねていますが、会場の面積は約2万5000平方メートル、つまり160メートル四方に過ぎません。当日の航空写真を見ると空きスペースもあり、どう数えれば11万人にもなるのでしょう。

 ▼もったいぶってすみません。関係者によると、参加者は最大で4万3000人だそうです。沖縄の警察は、主催者の反発を恐れてか真実を発表できないのです。江藤淳先生が生前、指摘された「閉された言語空間」がなお存在するようです。

 ▼主催者発表通りに集会の規模を2・5倍も誇大に報道する姿勢は、戦時中に大本営発表を垂れ流し続けた貴紙の過去とだぶってしまいます。そうそう、貴紙は論調の異なる読売、日経とネット事業や販売部門で提携されるそうですね。思い切った決断に拍手を送りますが、新聞でもネットでも事実の確認だけはくれぐれもお忘れなく。 敬具


http://sankei.jp.msn.com/life/education/071003/edc0710030254001-n1.htm




9 名前: 名無しさん@八周年 投稿日: 2007/10/03(水) 12:44:25 ID:VVaOQxLE0
産経新聞【産経抄】2007年10月2日←←←
>何か誤解があるのではないか。それとも意識的なすりかえか。先月29日に、沖縄県
>宜野湾(ぎのわん)市で開かれた集会のことだ。沖縄戦で起きた住民の集団自決をめ
>ぐり、日本軍が強制したとの記述を削除するよう求めた検定意見の撤回を求め、11万
>人(主催者発表)が参加した。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/071002/edc0710020315000-n1.htm

産経新聞【産経抄】2007年10月3日←←←
> ▼貴紙は1面で「沖縄11万人抗議」と大見出しをとり、きのうも「県民大会に11万人が参加
>した」と書いておられます。でも、11万人は主催者発表の数字です。記者は何の疑問も持たなか
>ったのでしょうか。(中略)
> ▼主催者発表通りに集会の規模を2・5倍も誇大に報道する姿勢は、戦時中に大本営発表を垂れ
>流し続けた貴紙の過去とだぶってしまいます。
http://sankei.jp.msn.com/life/education/071003/edc0710030254001-n1.htm

朝日新聞 社会  2007年9月29日
>沖縄戦で日本軍が住民に「集団自決」を強制したとの記述が教科書検定で削除された
>問題で、検定意見の撤回を求める超党派の沖縄県民大会が29日、宜野湾市の海浜公
>園で開かれた。参加者は主催者発表で11万人。
http://www.asahi.com/national/update/0929/SEB200709290015.html

産経は、10月2日には「11万人(主催者発表)が参加」と言っていたが、
翌日には、いつのまにか「11万人は主催者発表の数字です。記者は何の疑問も持たなかったのでしょうか。」
「主催者発表通りに集会の規模を2・5倍も誇大に報道する姿勢は」「大本営発表」の「垂れ流し」であるになっていた。
な… 何を言ってるのか わからねーと思うが(ry




11万という数字に疑いが出ている。産経は最大でも4万強ほどではないかという。この数字にどれほどの数字があるかわからぬが、世界日報も似たような数字を出している。



9・29検定撤回沖縄県民大会 「11万人参加」 実は4万強
事実歪曲で「県民総意」演出、6月大会は4倍で発表
 電子ブック『真実の攻防−沖縄戦「集団自決」から62年』発売中
 沖縄戦で旧日本軍が「集団自決」を強制したとの記述を削除した教科書検定に対して、町村信孝官房長官は一日の記者会見で「(教科書の記述訂正・修正について)関係者の工夫と努力と知恵があり得るのかもしれない」と訂正を容認する方向を示唆した。政府首脳部を動かした大きな要因は九月二十九日、沖縄で開催された「教科書検定意見撤回を求める県民大会」である。この大会を検証する。
(編集委員・鴨野 守)
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 沖縄県宜野湾市の宜野湾海浜公園で開かれた同大会の参加者を主催者は十一万人と発表。「復帰後最大の大会」と形容し、歴史的大会だった、と地元メディアは位置付けた。その上で「『集団自決』の事実を、沖縄戦の歴史を歪めることは許さない。舞台を静かに見据えた瞳はそう語っていた。政府は、この二十二万の瞳にこたえよ」(沖縄タイムス三十日付)、「集団自決―検定意見の撤回を急げ」(三十日付朝日新聞社説)と、政府に検定の見直しを強く迫った。
 しかし、沖縄県警の調べでは大会参加者数は約四万二千人。ある公安関係者は「あの場所にぎっしり入ってせいぜい五万人。当日、会場に行ったが、まだ隙間(すきま)があった」と語る。

 会場となった宜野湾海浜公園多目的広場の敷地面積は、立ち木および歩道部分を含めて、二万四千六百平方メートル。一平方メートルに二人が入ったとしても五万人には満たない。

9月29日、沖縄県宜野湾市の海浜公園で開かれた「教科書検定意見撤回を求める県民大会」=敷田耕造撮影
 左翼団体が主導するこうしたイベントの場合、その参加者を三、四倍に“水増し”するのは常套(じょうとう)手段だ。今年六月九日、「沖縄戦の歴史歪曲(わいきょく)を許さない!県民大会」が那覇市の県民広場で開かれた。同実行委員会は六十三団体で構成され、五千人規模を目指した。主催者は「約三千五百人が参加」と発表したが、現場を取材した本紙沖縄支局員が数えたところ、九百人にすぎなかった。県警調べも九百人。東京新聞は「約千人」と報じた。

 この時、主催者は、沖縄県民が教科書検定結果にあまりにも無関心であることを痛感し、愕然(がくぜん)としたという。そのため、九月の県民大会の会場や日時が二転三転したのは、「どうしてもこの大会を失敗できない」という事情があった。中高、専門学校、大学では教師が生徒や学生に参加を呼び掛け、当初、その日の午後に予定されていた行事を変更や中止した学校まであった。さらに、会場までの無料バス乗車券を地元新聞に入れたり、動員に向けて各種団体への厳しい「締め付け」が行われたのである。

 大会の様子を見てきたある宜野湾市の市民は「あれだけあおって、あれだけ参加を強制しても五万人の目標に届かなかったというのは結局、失敗したとみるべきでしょう。それを十一万人とウソの数字を出した主催者も大々的に報道した地元メディアも事実を歪曲しています。県民の総意という報道も間違いです。政府や文部科学省が、沖縄の左翼運動に惑わされてはいけません」と語った。

http://www.worldtimes.co.jp/special2/okinawa929/main.html



水増しは左翼の常套手段というが、ライトレフト併せ持つスポーツだってこのとおりだ。

2004年までプロ野球の観客数水増し問題が問題になっていたが、東京ドームも巨人戦の観客数を実際の入場者数に関わらず55,000人(1988年から1994年までは56,000人と発表)と発表し続けていた。2005年からは最大収容人員を小石川消防局に届け出ている定員通り45,600人に改め、観客の発表も実際に入場した人数を考慮して行っている。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%A0#.E5.BA.A7.E5.B8.AD


確実に4万強までであるという数字を証明できるものはないが、主催者発表には水増しがありうるという過去の事例と第三者である県警の数字を出している時点で今のところ11万よりは信用できる。

主催者発表水増しは世の常で、それだからこそ記事は「主催者発表」と断り書きをいれ、そういう(水増しかもしれない)数字ですよ、あくまで主催者のいうことですよ(ウチがいったわけじゃないからね)、という含みを持たせている。
いつしかそれに気付く人、教えてもらう人がいて、その逆の人もいる。



「軍」というもの

(省略)
 また、もうひとつの「軍」の問題に関して、大きな集会が沖縄で開かれました。なんと、11万6千人もの人々が「教科書検定意見撤回を求める県民大会」に集まりました。これは、沖縄県の総人口のほぼ1割に当たります。東京ならば、200万人規模の人間が集まった計算になります。いかに沖縄の人々の怒りが大きいのかを、圧倒的な数で示したのです。この集会については「デスク日誌」で触れています。ぜひ、お読みください。


今週の『マガジン9条』 07.10.3
http://www.magazine9.jp/index.html

朝日でさえ、主催者発表という含みを明記していたのに、堂々の実数扱いである。
4万強に有効な反論が出来なければ、沖縄の人々の怒りもマガ9氏が思ってる半分以下になってしまう。そうなったらどうなるのだろう。マガ9氏も肩から力が抜けるのではないか。

総人口一割の圧倒的と息巻いているが、マガ9がネットアンケートをやると、毎回マガ9的主張に反する意見が圧倒的である。そのへんはどうお考えか。
それに、集会に来なかった人は9割だ。


マガ9氏よりも11万に力んでいるのはデスクの鈴木氏である。デスク日誌より11万に関係のある箇所を抜き出した。

・沖縄の11万6千人と、報道者の魂

・「だけど、どれぐらい集まるかねえ。5万人ぐらいいけば、成功だろうけどねえ」というのが、実際の報道関係者たちの読みだったようです。

・結果は、集会の終わりごろに発表されました。それが、11万6千人という数字です。この宜野湾会場に11万人、宮古島の宮古郡民大会2500人、石垣島の八重山郡民大会3500人、総計11万6千人という驚異的な人数が、怒りを胸に集まってきたのです。

 むろん、労組などの動員もあったでしょう。色とりどりの旗が、会場狭しと翻っていました。けれど、動員などという理由では、とても理解できないさまざまな人たちがいたのです。

 リトルリーグの野球ユニフォーム姿の小学生たちもいれば、そろいの制服の高校生たちの一団、さらには「○○村囲碁クラブ」などという手製の旗の下に、じっと座り込んでいるおじいたち、村ぐるみの参加のおばあたちなど、ほんとうにそれは、あらゆる人々の集団でした。むろん、単独で個人で参加した人もとても多かったようです

・ステージで、戦争体験者(「集団自決」を生き延びた人)たちの、今まで口にしてこなかった悲惨が語られます。11万人とも思えぬ静寂、涙をこらえる人たち。ステージは続きます。

・なぜ、これほど多くの人たちが、報道機関の予想さえ裏切るほどの規模で自発的に参加したのか。いったい、何がこうまで人々を駆り立てたのか。

・11万6千人の熱気と怒りが、政府をも動かし始めたようです。10月1日になって、町村官房長官、渡海文科相、そして福田康夫首相まで、検定結果の見直し、削除された部分の復活を匂わせ始めたのです。

・ただ言えるのは、11万6千人という圧倒的な数の怒りが、政府を追い詰めたということです。


http://www.magazine9.jp/desk/071003/071003.php


報道者鈴木の魂には微塵の疑いもない。力いっぱい11万だ。「11万人とも思えぬ静寂」を感じつつも、大本営発表の鵜呑み垂れ流し。産経朝日には「主催者発表」と断る報道者の魂があった。

つくる会なんて実数2万人だと言い出した。


「新しい歴史教科書つくる会」が文科省に申し入れ
 沖縄戦の集団自決をめぐる教科書検定の問題で、「新しい歴史教科書をつくる会」が文部科学省を訪れ、検定意見を撤回しないよう求めました。

 「新しい歴史教科書をつくる会」・藤岡信勝会長:「政治的圧力に屈したとしか言いようがない。済んだ検定をひっくり返す理由はない」
 「つくる会」は、渡海大臣が教科書会社から訂正の要請を受けて、再び検定審議会を開く可能性を示唆したことなどについて、強い不快感を示しました。さらに、「集団自決には旧日本軍の命令などないのが史実だ」と述べたほか、過去最高の11万人が集まった沖縄県の抗議集会についても、「実数は約2万人だ」と主張するなど、「政治的なキャンペーンに政府や文科省が動かされてはいけない」と訴えました。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann/20071004/20071004-00000033-ann-soci.html



航空写真からおおよその人数を見積もった例。
110000.jpg

数え漏れを多く見積もっても、11万からは程遠い。
そして、10万人を収容するというアザディ・スタジアムの写真。
http://kick.or.tv/img/blog/iri_AzadiStadium.jpg
http://nasiriphotos.com/blogimg/azadistadium4.jpg
http://www.irandefence.net/eimage/iran/Stadium6.jpg

沖縄の県民大会に集まったのが11万なら、3枚目のアザディに集まった観客なんて何万人ぐらいだろうか。
もうわけわかんねえや。
11万への疑惑、マガ9はどう思ってるのよ。
posted by ヨシノブ at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月02日

07/10/02

頭がぐらぐら、体ががくがく。
完全に体調が悪い。
近所に白くて片手で持ち上がるようなキャンキャン鳴く犬がいて、これがまたよく鳴くのである。毎日欠かさず鳴く。どういうプログラミングをされているのか知らぬが、私が外へ姿を見せると鳴く。飛び上がって鳴く。
その程度の犬なんて珍しらしかないやい。
そう、これだけならば海にも山にもどこにでもいる。
しかし、これだけの犬ではないからこそ、私の近所にしかいないのだ。
朝の6時。外へ出る。
キャンキャンキャンキャン。犬が鳴く。
こらっ、そげに吠えんと、こらっ、がっ。犬と同じ家に住んでいる未だ会ったことのない老女が声をあげる。この点がすごい。
私はこの老女が犬を相手に大立ち回りをしているであろうドタドタという音を、この犬がキャンキャンやっている時以外聞いたことがない。
この老女を唯一操作する座敷犬なのであり、家がつまらないのだろうか、時折脱走する。その隙を狙って首根っこを押さえて頭をパコリと割って脳をちゅうちゅうずるずる吸い取ってやりたい。減った分だけ砂利でも詰めて海に放してやりたい。
犬に噛み付いているときの老女の声には、犬ちゃんが騒がしく吠えて御近所様からにらまれたらこの土地で生きていけない、という緊迫感があって一級品である。
そんな心を知ってか知らずか、犬は今日もキャンキャンしてた。
面白いことに、この老女は犬の音量を叱責するわりには、テレビの音量がたいへん大きいのである。
posted by ヨシノブ at 22:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

猫を助ける

珍しく三日も雨が降り続いて、ようやく止んだその日は、二年前のちょうど今頃であった。
日が暮れようとしてる頃になって、私は買い物のために部屋の外に出た。そしてアパートの敷地を出ないうちに、何処からともなくか細い声を聴いた。
あまり聞かない鳴きかただが、多分猫だ。このあたりには特定の飼い主を持たない猫が何匹もいて、アパートに隣接する大家のうちでも餌を与えているし、向かいのパン屋でも餌を与えている。
鳴き声は時折途切れながら、ずっと続いている。

敷地には中央を突っ切るようにして一本の細い側溝が通っている。もちろんコンクリート製の蓋が被さっているのだが、一箇所だけ蓋と蓋の間隔が拳ひとつ分ほど開いている。
しばらく辺りの草むらや車の下を覗いていた私は、その側溝の隙間を思い出して、ひょいと覗きこんで見た。真っ暗な中に黄色く光るふたつの眼が、私を見た。
鳴いていたのは穴に落ちた仔猫だった。落ちたら最後、這い上がれるようなところはない。
私は軽い気持で、隙間から指先を差し入れて側溝の蓋を持ち上げた。重くて容易ではなかったが、大して時間はかからなかった。猫が逃げ出してしまうのが心配であったが、動くなという思いが伝わったのか、猫はその場所から動こうとしなかった。

蓋を外す。側溝は思ったよりも浅い造りで、底には雨に濡れた砂が堆積している。せっかく天が開いたというのに、猫は立ち上がりもせず、体の片面を地につけた優雅な座り方で私を見上げ、ニャーニャーと鳴いている。全身を覆う黒い体毛は生乾きで、砂が描く水流の跡は、この猫がずっとその場所に座りこんでいた形跡を示している。雨が降っている頃から、こいつはずっとここにいたのだ。
私は大家が猫の餌場にしているところから皿に水を持ってくると、溝の中のまま猫に飲ませた。弱弱しくも一通り飲み終ったので、キャットフードのある餌場に連れていってやろうと、猫を抱えあげた。体毛が砂に張り付いたような状態で、砂底から引き剥がすようにして取り上げた。
猫はむずがるように体を動かすが、逃げださない。その体力もないのだろう。
落とさないように、バランスを取るために手の位置を変えた。すると猫の位置も動いて、今まで下になって見えていなかったほうの半身が見えた。体中黒いのに、折りたたまれた後ろ足の脛にだけ、小指の先ほどの白い一部がある。そこだけ毛が白いのではない。紙屑がついているのだろうか。いや、白い何かは張り付いているのではなく、中から見えているような、まさか、これは。骨。二本の骨。骨を囲むのは毛がなく赤黒い強張った肉。その肉を囲むのは、何か粘り気のある、もともとは赤かった液体に濡れて乾いたような色をした、ばさばさになった艶のない毛。猫はニャーと鳴いた。
posted by ヨシノブ at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする