そう嘆く人たちに朗報である。ようやく21世紀にエンジンがかかってきた。
深センの研究者達が本場の中華料理を調理する世界初のロボット開発に成功したと深セン特区日報が伝えている。「愛可」と名付けられた調理ロボットは8日深セン繁興科技公司の研究者達と共にお披露目され、4,5分で調理をするデモストレーションを行った。
始めに、調理に必要な材料を冷蔵庫のような姿をしたロボットの中に入れる。ロボットはバーコードでデータを読み込んだ後、材料を中華なべに入れ炒め始める。その様子はまるで本物のシェフが炒めているかのように材料が宙に舞い、5分後には料理ができてしまうと同紙は伝えている。4年の歳月と2千万元(250万USドル)を費やし開発された「愛可」は、1000種類もの中華料理を調理することが可能だという。
ロボット工学の専門家であり、また中国工程院(Chinese Academy of Engineering)のアカデミー会員でもあるCai氏はこのロボットを見て、間違いなく世界初の調理ロボットであることを確認した。
深セン繁興科技公司のエキゼクティブディレクターであるLiu Xinyu氏は「愛可」は人間の動きを真似ることができると話した。ロースト、揚物、煮物、蒸物など何でもできてしまうという。また、「愛可」は中華料理に独特なチャーハンやなどの調理方法もマスターしている。
「愛可」は今月12日から深センで開催される第8回ハイテックフェアで公開される予定。大規模な生産は来年の後半から開始される。
(シンセンスクエア)http://sz-square.net/news+article.storyid+51.htm
ほらできたよ料理ロボット。
ガメラ対宇宙怪獣バイラスで、バイラスの宇宙船には「○○」というと瞬時にその○○を出してくれる機械が出てくる。(食べ物限定だったかもしれぬ)
劇中、バイラスに攫われ宇宙船に軟禁された子供二人組がバイラスをぶっ殺してやろうと武器の入手を求め、件の機械にポン刀寄越せと命じるも出ず、浅知恵働かせて林檎をくれと命じる。丸ごとの林檎と、それを切るためのナイフが出てくると考えたのだ。果たして出たのは既に切り分けられし林檎。機械には教育的配慮があった。計画頓挫し失意に沈んだ子供らは「おい、酒と牛筋の煮込みをくれ」「こっちはイカぬただ」と機械に命じ、飲んで飲んで飲まれて飲んで、飲んで飲みつぶれて 眠るまで飲んで、やがて子供らは 静かに眠った。ガメラはとうとう来なかった。
このガメラ映画を観ていた子供の私は、なんて素敵な機械だろう、これがあったらラーメンを好きなだけ食べたい、いや、ラーメンだけではなくあれもこれも食べたい、とかなり本気で思った。もしかしたらこんな未来が来るのかもしれないと、少し本気で思った。
来たのである。バイラスのそれには劣るものの、現実的に可能な範囲でかなりの未来を実現出来ているのではないか。
今になって気づいたが、世に溢れているレトルト食品やカップラーメンの類というのは、よくよく考えればかなり未来的な代物である。しかし、あって当たり前になってしまって有り難味がない。夢がない。待ち焦がれた未来に到達してしまうことに、少し寂しくなった。



