オーガニック居酒屋 自然派





このまえオープン!

山奥にレコーダーを放置して採録した自然音を、
0.6倍速でリピートするBGM。
ここは身も心も自然に包まれる癒しのヒーリングスポット。
大切な誰かとナチュラルなひと時を共有したい貴方にオススメ。
お一人様も大歓迎!





メニュー


チーズたにし

当店創作料理の原点! 畜産加工品と稲作現場に張り付く巻貝の事前察知不可能マリアージュ!


釜揚げカマキリ

生まれたばかりの小さな小さなカマキリたちをすかさず釜揚げ! 


ナナフシ天

みんなが大好きなごぼう天みたい!


蟻ご飯

美味しいお米って甘いよね。そこで、ハニーアントをご飯に混ぜ込んでみました!


ウジムシチャーハン

パラパラしたチャーハンを作るための逆説的真理、それは米を使わないことだった!


カブトムシのサナギフライ

幼虫から甲虫へ身体が変化する真っ最中を逃さずフライにしているから、外はサクッ! 中はトロッ!


蠅フライ

おもしろ~い!


ねずみのから揚げ

何を食べているかよくわからん肉だから、とりあえずから揚げ!


蝉の抜け殻の素揚げ

誰もが考えるが誰もレギュラーメニューにしなかった。それを当店では、した!


テントウムシのサラダ

野草に蒸したテントウムシを大量に和えました。結婚式の二次会に是非!
※バッタが飛び出すサプライズがあるかも(笑)


ミノムシの煮付け

ツブ貝感覚でミノからムシを引きずり出して食べてネ!


イモムシの針焼き

串では太すぎて中身が出ちゃう繊細なイモムシを、針を刺すことによって優しく炙り焼き!


ミミズパスタ

ミミズを小麦粉の中で飼育することにより、高純度な実質的ほぼ完全パスタ相当と化したミミズ!


カタツムリのバター炒め

どうみてもバター炒めが似合うので素直にやってみました!


自然の恵み炒め

ハサミムシ、オケラ、アブ、カナブンなど。特にメニューにならなかったり余ったりした食材をその場の気分でセレクト!


ウスバカゲロウのスープ

ウスバカゲロウで表面を覆った冷製スープ。水たまり感がGOOD!


野いちご

かわいい!




ドリンク


大五郎のジュース割り

ポカリ、アップル、オレンジの選べる3種類!


5倍希釈ウスターソース

苦手な人でも飲みやすい口当たり!


 ~NEW!!
ダンゴムシミルクティー

ダンゴムシを片栗粉で包んで、あの大流行の蛙の卵みたいなやつにしました!






  


体を元気にする自然食材を、素朴なママゴト感覚で調理する安心安全のお店です!
保健所に徹底抗戦!




はやく死にたい

生きるのに向いていない
死んでいれば良かった

191006

あれがどういうところか、この一ヶ月ほど考えていたのだが、差し当たりスターバックスみたいなところとでも言おうか。私はそこにワームホールを開通させて原始人の一団を送り込みたい。粗野なる力で棍棒を振るい、言葉以前の猛りを叫ぶ姿は、連中に人間が何だったかを知らしめることだろう。
そのワームホールを掘るのが私なのではないか。
私の容姿がは不可解にもお坊さんみたいと言われてしまうのは、青の洞門よろしくワームホールを掘り抜くためであり私a.k.a.禅海であった。
私とnoteとは、そういうことであった。

19/8/22

ヤクザと警察の抗争を描いた映画の撮影で、私はヤクザの下級構成員になっている。
この映画は過剰な暴力描写と荒唐無稽な話で一部に人気のある80年代の映画のリメイクだが、なぜか私だけしかそれを知らない。



茶色いセダンでパトカーに追われている。一人の警官がセダンにしがみついており、その警官の左手が後部座席にかかっている。その手はホルスターごと銃と一体化している。
私は振り落とそうとドアを何度も開閉させるが、手が離れない。やがて手首が裂け、赤い肉と白い骨が覗いた。


ビルの上層階。部屋の中央に大階段があり、それを囲んで警察を待ち受ける我ら。駆け上がり、我らと対峙する警察。
我らを率いるのは、かつて警察との抗争で頭部だけとなった幹部だ。ふわふわと浮いており、青白い顔で、一度溶解してから固まった肉がたてがみの様に顔を囲んでいる。首には何本もチューブが繋がれている。
昔のクローネンバーグ映画のようなグロテスクがある。

私はオリジナルに負けない映画にしなければならないと焦っていた。
ヤクザと警察の指揮官が台詞の遣り取りをしている最中に、警察の一人を殴り、階段の下に蹴り落としてやった。
まだだ。まだ足りない。
私は懸命に暴れた。暴れているのはこの大所帯の中で私だけである。指揮官同士は相変わらず台詞が続き、他は相手陣営を睨み付けているばかり。警官も殴られるまま蹴られるままで、私は無視されている。

5人くらい階下へ落としたところで不安になる。下にはクッションがないし、受身を取っている様子もない。
もしかしたら死ぬのではないか。死んだら、殺したのは私だ。不安で動きが鈍りそうになるのを奮い立たせる。死なないでくれ。殴って、蹴った。

撮影隊がまったく登場しない。

19/08/18

人通りのない狭い坂道の途中にいる。
死にたいけれど死ぬのが怖い、苦しいのも痛いのも嫌だと思っていたところ、拳銃を渡され、これで或る男の腹部を撃てと言われた。
ああ、これで自分の腹を撃てばあまり苦しまずに死ねるのではないか。
目の前が明るくなったような気がしたのも束の間、どう撃てば良いのかが気になった。腹を横から撃つのが最も損傷を与えられるだろうが、1発ですぐ死ねないだろう。2発撃ったらどうか。即死できる気がしない。とても痛そうだ。

どういうわけか腹部を撃つことに固執していたが、そもそも指示を守る気がないのだから、すぐに頭を撃って死ねば良かった。死ねば良かった。

19/08/10

犬小屋の前、私は天面を開けた狭い木箱の中に蹲って作業をしている。
犬が木箱の縁に前足をかけて身を乗り出しているが、鎖を短く繋いであるのでそれ以上は前に出られない。
犬を相手にせず作業していたが、犬の寿命がもう長くないことを思い出し、鎖を緩めてやって、また作業に戻った。
犬が木箱に飛び込んで私に覆いかぶさる。犬の背中に両手を回し、撫でてやった。


つるつるした薄い掛け布団の上から臍の辺りで両手を軽く組んでいて、その指先に、夏の短い毛に包まれる肉と骨の感触が残っている。
そうか、夢だったのか。
犬が死んで十年以上経つが、私はあの感触をまだ思い出せるのか。

翌日、同じ格好で寝てみたが、あの感触はもう蘇らなかった。

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部屋を片付けないといけないが何から手をつけていいのかわからなくて手が付かない。

19/03/29

Aさんが亡くなった。
本来は私が知る筋の訃報ではないが、気を使って連絡をくれた人がいた。
別の人より、以前から折に触れ(本来は私が知る筋ではない)病状を知らされていたので、驚きはなかった。


Aさんとは親しくない。
歳が近いので周りからはなんとなく一括りにされていたが、滅多に会う機会はなかったし、親しくないことをわざわざ宣言するほど追い込まれたわけでもないので、括られるたび、その妥当性には触れず遣り過ごしてきた。本人と親しく話をした記憶もない。

彼は何を考えているのかよく解らない人だった。あらゆることについて真意の読めない言葉の響きを持つ人だった。
私に関しては下に見ている感覚を受けたが、それが単純な年齢差によるものか、人間性を評価した上での視線なのかは解らない。好かれてはいなかったと思う。
また、彼の言動に受け入れがたいものが二つあり、それがずっと引っかかっていて、彼の印象の大部分を構築している。
つまり、私はAさんが苦手だった。



Aさんの訃報を受け、私は自身の薄情さ、人間性の欠落について考えているうちに、M君の夢を見た。
M君は小中学校で何度か同じクラスになったが、全くタイプの違う人間で、親しくはない。学校を出て数年後、事故死したのを報道で知った。

夢の中で私は学生服を着て、修学旅行中であった。クラスメイトらと丘の上の広場に到着したところで、よく刈り込まれた芝生の広場は三方を森に囲まれ、開けた一方からは遠くに海がきらめいていた。
広場の端に丸太を半分に割ったベンチがあり、そこにM君がいた。私たちはみな大人になっていたが、M君は少年のままだった。
「ああ、Mじゃないか」 旅行の高揚した気分で声をかけると、M君は森に向かって走り去ってしまった。




18/2/1

近年の私は、幼児の頃以来、久方ぶりに〈私〉について考えるようになりました。
また、人を救い得るのは真理ではなく、リアリティであるということも考えています。

救われない人たちは虚構の中に居ます。救われている人もだいたいは虚構の中に居ます。
どんな真理を知ろうとも、そこにリアリティを感じなければ〈私〉の救いにはなりません。どんな虚構であろうとも、そこにリアリティを感じているのならば〈私〉の救いになり得ます。

真理を知識で知ることと、体得することはまったく次元が異なります。
私は虚構の中に居ることを理解しているつもりです。真理のある方向にも当たりをつけています。
真理は虚構の解体こそが救済だと指し示しているように見えます。私は虚構の中に居るから苦しいのだという論理にリアリティを感じています。
そこで虚構の解体を考えたのですが、さっそく解体できぬ或る虚構に行き当たってしまいました。他を少々崩してみたのですが、ここが残ったのであれば根本的救済にはなり得ない。
とうとう諦めました。

虚構に留まるしかないと諦めました。決して救われません。
虚構であると気付いてしまった虚構は、地獄です。
この虚構には何度も打ちのめされたし、これから何度も打ちのめされます。
地獄に庵を結んで、そこで苦しい苦しいと言いながら死ぬのです。