自転車の後輪がまっすぐ回らないので自転車屋に持ち込むと、スポーク(中心から輪に何本も張られている棒)の金属疲労が原因で、交換するのに6300円かかるという。予想以上の出費だが、頼む他ない。前から片足スタンドの調子が悪く、通常よりも車体を傾けた駐車になってしまう(各自適当に想像せよ)のも直してもらおうと思っていたが、諦めることに。
修理は予想よりも早く済み、ついでにスタンドもいじってあった。次もここを使う。
急に幸福の科学の政党ポスターがあちこちに貼られ、ここが、あそこが、幸福の科学だったのかと知らされる。これは一種の思想信条の可視化だ。(実際にはそう単純なものではないだろうが)
「北朝鮮のミサイルから日本を守ります」の言葉は力強いが、これは政治を用いずとも、神仏の力を借りてどうにかできないものなのだろうか。
信者が一斉に祈るとミサイル基地が機能停止するとか。
2009年07月05日
2009年07月04日
09/07/03
昨年の劇場以来観ていなかったエヴァを観て、ところどころ内容を忘れていたことに気付く。
冒頭の海が赤い場面で旧劇場版の続きであることを示唆し、最後のカヲルの思わせぶりな台詞でそれを確定させていたのがぞくぞくしていたのに、ループを示すそれら具体的なことは頭からすっぽ抜けていた。セントラルドグマのリリスもデザイン変更されたのではなくて、別物で、先代が存在しているのも失念。
予告にあった、月から飛来する六号機のことは存在を完全に忘れ去っていた。これは五号機の姿が映画公式情報に先んじて、新作フィギアの情報で流れて話題になったのに対し、六号機は一切の情報を目にしなかったせいだ。今のところ、これ以上新キャラクターが出る話は聴かないので、カヲルが乗っているのではないかと思う。
あと2作で話がまとまるのか不安。
今月号のホビー誌で山田卓司が五号機のジオラマを作っていたが、劇場版の内容を一切知らされないままの製作で、輪切りにされたトンネル内に五号機がいるという以上の何物でもない残念な出来だった(と素人の私には見えた)。あの特殊な形状の五号機だけ渡して、情報もなくジオラマ作れというのは無茶な要求だろう。
冒頭の海が赤い場面で旧劇場版の続きであることを示唆し、最後のカヲルの思わせぶりな台詞でそれを確定させていたのがぞくぞくしていたのに、ループを示すそれら具体的なことは頭からすっぽ抜けていた。セントラルドグマのリリスもデザイン変更されたのではなくて、別物で、先代が存在しているのも失念。
予告にあった、月から飛来する六号機のことは存在を完全に忘れ去っていた。これは五号機の姿が映画公式情報に先んじて、新作フィギアの情報で流れて話題になったのに対し、六号機は一切の情報を目にしなかったせいだ。今のところ、これ以上新キャラクターが出る話は聴かないので、カヲルが乗っているのではないかと思う。
あと2作で話がまとまるのか不安。
今月号のホビー誌で山田卓司が五号機のジオラマを作っていたが、劇場版の内容を一切知らされないままの製作で、輪切りにされたトンネル内に五号機がいるという以上の何物でもない残念な出来だった(と素人の私には見えた)。あの特殊な形状の五号機だけ渡して、情報もなくジオラマ作れというのは無茶な要求だろう。
2009年07月03日
立ち読み:生たまご
生たまご ゆでたまごのキン肉マン青春録 ゆでたまご エンターブレイン
漫画家ゆでたまごの自叙伝。
キン肉マンが終了し、スランプに陥ったところから、U世着手あたりまでを流し読み。
原作・作画の両氏が、同じ事柄について、それぞれの視点から語っているのが交互に載せられており、良い構成だと思う。ファンなら読む価値大いに有り。
それぞれ本人視点から語るので、首を傾げるような部分も。
例えば、「嫌らしい話だが」と断りが入るものの、ヒット作がすっかり出なくなったころ、当時の連載誌からの接待が、安い肉とビールの食べ放題になったのが"不遇"であるかのように語られている。漫画界の慣習は知らないが、それで何が不満かと思う。
スランプ期には「グルマンくん」「ライオンハート」「トータルファイターK(カオ)」を連載するが、短期で打ち切られてしまい、その悔しさがよく伝わってくる。
Kは総合格闘技で超人オリンッピックをやっているような漫画で、デラックスボンボンに連載されるが、雑誌休刊(5年しか持たなかった)に伴う打切りである。
悔しいのはわからんでもないが、デラボンを読んでいた知人が当時Kに触れ、「主人公は常に気を張っていないとうんこを漏らしてしまうという設定のヒドイ漫画」(少し記憶違いあるかも)と苦笑していたので、大した漫画ではあるまいと思う。ボンボンの読者層=小学生=うんこ。ゆで脳内の見事な公式だ。
少年ナイス:トータルファイターKレビュー(やる気なし)
http://nice.daa.jp/log/2003/10/14.php
そういえば当時、帯が三沢だと少し話題(笑いもの)になった。
「グルマンくん」は、少年エース創刊時に車田正美と共に看板作家として招かれて描いた作品で、ゆでたまご(の片方)が料理好きであることや、取材でおいしいものを食べにいけたこともあり、作品自体は今でも非常に気に入っている内容らしい。しかし同誌にエヴァンゲリオンの連載が始まると、瞬く間にこれが人気作となり、編集からそろそろ辞めてほしいと言われる。ゆでたまごはこれに納得がいかず、それから半年描いてから辞めたそうだ。
看板漫画エヴァとの不釣合い、雑誌の路線変更から打ち切られた……。本書からはそんな恨みの気持ちが読み取れるが、ネットにあったレビューを読む限り、連載させてくれたのを感謝すべき駄作のように思える。
グルマンくん大紹介
http://www.eonet.ne.jp/~fna/gourman/index.htm
「ライオンハート」はちょこっとマシらしい。
これらの漫画打ち切られたことに不満があるかのような、もっと連載が続いて然るべきのような、そんなゆでたまごの口ぶりには、物凄い自惚れを感じる。そもそもヒット作はキン肉マンとその派生しかないし、今やってるU世も内容の酷さが目に余る。それなのに、なんだこの自惚れは! と思ったのだが、これは創作者として非常に正しい。山口貴由がチャンピオンREDで、漫画家志望者に向けて「自分の才能に自惚れろ(大意)」と言っていた。自分が一番のファンになって、自分の才能を信じなければやっていけないというような話だったと思う。
そんな奴、傍目からは馬鹿に映るだろう。でもこれは、きっと私の好きな(そして多分山口も好きな)「正気にては大業ならず」という言葉に通じている。
漫画家ゆでたまごの自叙伝。
キン肉マンが終了し、スランプに陥ったところから、U世着手あたりまでを流し読み。
原作・作画の両氏が、同じ事柄について、それぞれの視点から語っているのが交互に載せられており、良い構成だと思う。ファンなら読む価値大いに有り。
それぞれ本人視点から語るので、首を傾げるような部分も。
例えば、「嫌らしい話だが」と断りが入るものの、ヒット作がすっかり出なくなったころ、当時の連載誌からの接待が、安い肉とビールの食べ放題になったのが"不遇"であるかのように語られている。漫画界の慣習は知らないが、それで何が不満かと思う。
スランプ期には「グルマンくん」「ライオンハート」「トータルファイターK(カオ)」を連載するが、短期で打ち切られてしまい、その悔しさがよく伝わってくる。
Kは総合格闘技で超人オリンッピックをやっているような漫画で、デラックスボンボンに連載されるが、雑誌休刊(5年しか持たなかった)に伴う打切りである。
悔しいのはわからんでもないが、デラボンを読んでいた知人が当時Kに触れ、「主人公は常に気を張っていないとうんこを漏らしてしまうという設定のヒドイ漫画」(少し記憶違いあるかも)と苦笑していたので、大した漫画ではあるまいと思う。ボンボンの読者層=小学生=うんこ。ゆで脳内の見事な公式だ。
少年ナイス:トータルファイターKレビュー(やる気なし)
http://nice.daa.jp/log/2003/10/14.php
そういえば当時、帯が三沢だと少し話題(笑いもの)になった。
「グルマンくん」は、少年エース創刊時に車田正美と共に看板作家として招かれて描いた作品で、ゆでたまご(の片方)が料理好きであることや、取材でおいしいものを食べにいけたこともあり、作品自体は今でも非常に気に入っている内容らしい。しかし同誌にエヴァンゲリオンの連載が始まると、瞬く間にこれが人気作となり、編集からそろそろ辞めてほしいと言われる。ゆでたまごはこれに納得がいかず、それから半年描いてから辞めたそうだ。
看板漫画エヴァとの不釣合い、雑誌の路線変更から打ち切られた……。本書からはそんな恨みの気持ちが読み取れるが、ネットにあったレビューを読む限り、連載させてくれたのを感謝すべき駄作のように思える。
グルマンくん大紹介
http://www.eonet.ne.jp/~fna/gourman/index.htm
「ライオンハート」はちょこっとマシらしい。
これらの漫画打ち切られたことに不満があるかのような、もっと連載が続いて然るべきのような、そんなゆでたまごの口ぶりには、物凄い自惚れを感じる。そもそもヒット作はキン肉マンとその派生しかないし、今やってるU世も内容の酷さが目に余る。それなのに、なんだこの自惚れは! と思ったのだが、これは創作者として非常に正しい。山口貴由がチャンピオンREDで、漫画家志望者に向けて「自分の才能に自惚れろ(大意)」と言っていた。自分が一番のファンになって、自分の才能を信じなければやっていけないというような話だったと思う。
そんな奴、傍目からは馬鹿に映るだろう。でもこれは、きっと私の好きな(そして多分山口も好きな)「正気にては大業ならず」という言葉に通じている。
2009年07月02日
今週の収支報告
6月のMVPは「イワタニ カセットフー 達人 CB-AP-10」です。
最初に「岩谷カンフー達人」だと読み間違え、良い意味で面白くなさそうなB級映画だと喜んでみれば、なんとカセットコンロ。がっかりしました。
尚、4月にMVPを受賞した「まままーじゃん」には名誉MVPの称号をあげます。
理由は、11/14→12/26→2/27→3/27→6/26と延ばされ続けていた発売日が、更に8/28へと延期されたからです。しかもイベントCGのサンプルがまだ公開されていない模様。私は今から脱衣補完計画をやろうかと思います。
最初に「岩谷カンフー達人」だと読み間違え、良い意味で面白くなさそうなB級映画だと喜んでみれば、なんとカセットコンロ。がっかりしました。
尚、4月にMVPを受賞した「まままーじゃん」には名誉MVPの称号をあげます。
理由は、11/14→12/26→2/27→3/27→6/26と延ばされ続けていた発売日が、更に8/28へと延期されたからです。しかもイベントCGのサンプルがまだ公開されていない模様。私は今から脱衣補完計画をやろうかと思います。
2009年07月01日
09/06/30
「斉藤君、弁論大会の作文出してよ」
「ああ、委員長。まだ書いてないんだ」
「何で書かないのよ。提出日は一昨日だし、クラスで提出してないの斉藤君だけなんだよ」
「うるせえなあ。三編みで、ちょっと眼鏡が似合ってて、少しそばかすがあるところに愛嬌があって、脚がすらっとして綺麗で、誰よりも努力家で、思いやりがあって、病気がちのお母さんに代わって家事をすることが多いから料理が得意で、気が強いけど怖い話が大の苦手だからって、いい気になるんじゃねえよ。チンポで黙らせてやる。行け、馬!」
「ヒヒーン」
「こら、やめなさい。きゃ、んぷ、んぐ、んんんんん、んふっ、ぷわっ。もう、いきなり何てことするのよ! 馬、斉藤君を黙らせなさい!」
「ヒヒーン」
「うわっ、待てよ、あああああ、おわっ、ん、んんんんんん、ぐ、んんー、んんー、んふ、ぶぶっ、ぶはっ、かはっ、や、やりやがったな!」
「最初に馬を使ったのは斉藤君じゃない」
「俺は馬の尻を押してねえじゃんか」
「斉藤君が拒むからでしょ!」
「だからってそこまですることねえだろ!」
「こらー!! お前ら授業が始まっているのに何を騒いでいるんだ! 二人とも廊下に出て黙っとれ!」
こうして俺はクラスの、委員長は隣のクラスから借りた馬のチンポを咥えて、廊下で反省したのでした。
「ああ、委員長。まだ書いてないんだ」
「何で書かないのよ。提出日は一昨日だし、クラスで提出してないの斉藤君だけなんだよ」
「うるせえなあ。三編みで、ちょっと眼鏡が似合ってて、少しそばかすがあるところに愛嬌があって、脚がすらっとして綺麗で、誰よりも努力家で、思いやりがあって、病気がちのお母さんに代わって家事をすることが多いから料理が得意で、気が強いけど怖い話が大の苦手だからって、いい気になるんじゃねえよ。チンポで黙らせてやる。行け、馬!」
「ヒヒーン」
「こら、やめなさい。きゃ、んぷ、んぐ、んんんんん、んふっ、ぷわっ。もう、いきなり何てことするのよ! 馬、斉藤君を黙らせなさい!」
「ヒヒーン」
「うわっ、待てよ、あああああ、おわっ、ん、んんんんんん、ぐ、んんー、んんー、んふ、ぶぶっ、ぶはっ、かはっ、や、やりやがったな!」
「最初に馬を使ったのは斉藤君じゃない」
「俺は馬の尻を押してねえじゃんか」
「斉藤君が拒むからでしょ!」
「だからってそこまですることねえだろ!」
「こらー!! お前ら授業が始まっているのに何を騒いでいるんだ! 二人とも廊下に出て黙っとれ!」
こうして俺はクラスの、委員長は隣のクラスから借りた馬のチンポを咥えて、廊下で反省したのでした。
2009年06月30日
09/06/29
ヨシノブがさぁ、最近そわそわしてんだよ。
エヴァンゲリヨンってアニメ映画が観たくて仕方ないらしいんだ。
こんなに映画が楽しみなのは前作のエヴァ以来なんだって。
でもこいつ数ヶ月前は、金が無いから次のエヴァは映画館で観ません、
我慢する、って言ってたんだよ。そしたら、今回のもやたら出来がいいって
評判聴いて、もう我慢しないらしい。
近く前作をテレビでやるから、その後日観に行くんだと。
まったく精神が子供であることよなあ。
我々大人一同は、もう少し高尚な映画が観たいものですなあ。ははは。
そこで最適なのが1999年アメリカ製作「マルコヴィッチの穴」。名画です。
この映画には、こんな言い伝えがあります。
ある僧の住む寺の隣が映画館で、ある時面白そうな音楽が流れてきた。名僧といわれたお坊さんも、つい誘惑に負けて垣根“牆(チャン)”を跳び越えて観に行ってしまった。仏様だって、きっと垣根を越えずにはいられまい、だって、こんなに、面白そうなんだから…。それが「マルコヴィッチの穴」だった、と。
なんとも含蓄のある話です。それでいて、不思議とお坊さんに親しみがわいてくる。これも仏縁と思って、走り高跳び始めてみようかな。そんなことを考えている今日この頃です。
無駄話はこれくらいにして、それじゃ、そろそろ穴のDVD買おうか、君。子供じゃないんだからさっさとしてね。
ほら早く。
ついでにお坊さんのDVDも買おうか。これは日本で最も有名なお坊さんのドキュメンタリーです。もしかしたら、垣根を飛び越えて映画館に突っ込むシーンがあるかも!? 無かったら2巻以降を買ってね!
タグ:マルコビッチ
2009年06月29日
今週の「ふたりはフレッシュプリキュア!」
第21話「彼女たちの憂鬱」
家でゴロゴロしているところへ、街にショッカーの怪人が現れたとの情報を得たプリキュアのふたりは、久しぶりに主人公らしい仕事が出来ると勇んで現場に駆けつけたが、既に仮面ライダーが怪人を討伐した後であり、街には平和が戻っていた。その夜、「わてらもっとヒーローみたいなことしたいねん」「たまにはワークシェアリングしよや、バッタはん」と、やり場のない気持ちを抱えてファンタオレンジを浴びるように飲むプリキュアのふたりへ、いつもはジュースの飲み過ぎを咎める光ルミナス司教も、今夜ばかりは優しく酌をするのであった。
家でゴロゴロしているところへ、街にショッカーの怪人が現れたとの情報を得たプリキュアのふたりは、久しぶりに主人公らしい仕事が出来ると勇んで現場に駆けつけたが、既に仮面ライダーが怪人を討伐した後であり、街には平和が戻っていた。その夜、「わてらもっとヒーローみたいなことしたいねん」「たまにはワークシェアリングしよや、バッタはん」と、やり場のない気持ちを抱えてファンタオレンジを浴びるように飲むプリキュアのふたりへ、いつもはジュースの飲み過ぎを咎める光ルミナス司教も、今夜ばかりは優しく酌をするのであった。
タグ:プリキュア
日本人はフランダースの犬が大好きです!
慰霊祭に参加した支持者が送ってくれた川崎市内の画像をご覧頂きたい。
レストランのメニューに「犬食」の献立が記載されているのが分かるだろうか。
犬を食するのは支那・朝鮮半島の文化だが、かの地に住む者らが何を食そうとも日本の文化とは到底相容れない。
特に犬好きの人に聞いてもらいたいことだが、在日朝鮮・韓国人と共生するということは日本国民が、こうした文化をも「許容しなければならない」ということである。
Danas je lep dan.:[デムパ]洋食屋パトラッシュ「ミートローフ作りました」→新風連事務局「犬食の証拠だ! 在日は出てけ!」
http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20090628/1246174918
レストランのメニューに「犬食」の献立が記載されているのが分かるだろうか。
犬を食するのは支那・朝鮮半島の文化だが、かの地に住む者らが何を食そうとも日本の文化とは到底相容れない。
特に犬好きの人に聞いてもらいたいことだが、在日朝鮮・韓国人と共生するということは日本国民が、こうした文化をも「許容しなければならない」ということである。
Danas je lep dan.:[デムパ]洋食屋パトラッシュ「ミートローフ作りました」→新風連事務局「犬食の証拠だ! 在日は出てけ!」
http://d.hatena.ne.jp/Mukke/20090628/1246174918
2009年06月28日
ブラック・ユーモア傑作選
ブラック・ユーモア傑作選 阿刀田高・編 光文社文庫
極言すればすべてのユーモアにはブラックの要素があるという阿刀田の解釈により、かなり広い、換言すれば、どこがブラックユーモアなんだと言いたくなるようなラインナップ。
一番面白くなかったのが、一番最初にある飯沢匡の「座頭H」。私がこの文章の古さに魅力を感じないのも一因。(昭和四三年)
「まるで先生がもう男性の資格を失ったみたいですよ」「あいつは大へんな彼独特なテクニックを持っているんです。彼は女性たちを燃え上がらせるつぼを知ってるんです。それを利用して女たちを狂わせてしまうんです。そこを刺戟すると女はたまらなくなって、彼に挑んで来るんだそうですよ」
ある時期の読み物には珍しくない言い回しだが、今では中年以上を対象とした一部週刊誌くらいにしか残ってないのではないだろうか。明け透けが良いわけではないが、この、もったいぶった、気取った、そんなに言いたくなければ言わなければいい、されど言いたくて、こう間接的に言えば格好つけられると思っているような心根が感ぜられて嫌です。
各作品の性質が違うために、作品ごとの味わいというものがあり、一番面白くないものは即答出来ても、一番面白いものを挙げるには少し躊躇が要る。ただ、一番笑ったものならば筒井康隆「五郎八航空」。よくよく思い出すと、ゲラゲラ笑うタイプの作品はこれしか収録されていないのだけれど、この本に於いて、なんて括るまでもなく面白い。何度も噴き出した。
半村良「夢中犯」。前半まではよかったが、結末に差しかかってくると悪い意味で現実離れし過ぎて興が醒める。最後に明かされる重要な設定に、根拠も無く「男は夢の中で煙草を喫わない。喫うと夢から覚めない」とあるが、私は非喫煙者ながら、喫煙者なら夢の中でも喫うだろうと思うので、設定が破綻していると判断。
夏樹静子「階段」。文章も、設定も、あまり上手くない。デビュー間もない頃の作品かもしれない。(面倒なので確認しない)
主人公は40手前。5年前に夫を亡くし、小学生の娘が一人いる。家政婦を一人雇っている。家は2階建て。
六本木のブティックに勤めて(経営して?)おり、主人公を目当てに10程年下のある俳優の卵がちょくちょく来店。西洋風の顔立ちで彫が深く背も高い。ある日、ブティック地下にあるスナックで卵と遭遇し、「からだの関係」を持つに至る。卵に会計事務所勤めの経験があることから、店の経理の手伝いをしてもらう。
どうですか。中国人といえば辮髪と鯰髭、インド人といえばカレーとターバン。そんな観点に女流作家を置くと、まさしくこんなことを書くのが私のイメージする女流作家だ!
阿刀田高「干魚と漏電」
(台所に居ると玄関のベルが鳴らされ、杉田夫人はドア越しに電気会社の集金人が来たことを確認する)
「はい、はい、少し待ってくださいね」
杉田夫人はこう答えてから、逆に踵を返して家の奥へ引っ込み……
(予てより不審を抱いていた料金の説明を求めるための書類を取り出す)
この「逆に」は余計だろう。「踵を返す」は引き返すことだから、意味が重複する。集金人の待機とは杉田の行動を逆と指しているとしても、互いの行動に意外性が無いので無意味な強調。
いや、料金への不審が話の核心に繋がってくるので意味はあるのか?
しかし引き返すこと自体は「逆に」と強調するほどのことでもないと思う。考えれば考えるほどわからん。
極言すればすべてのユーモアにはブラックの要素があるという阿刀田の解釈により、かなり広い、換言すれば、どこがブラックユーモアなんだと言いたくなるようなラインナップ。
一番面白くなかったのが、一番最初にある飯沢匡の「座頭H」。私がこの文章の古さに魅力を感じないのも一因。(昭和四三年)
「まるで先生がもう男性の資格を失ったみたいですよ」「あいつは大へんな彼独特なテクニックを持っているんです。彼は女性たちを燃え上がらせるつぼを知ってるんです。それを利用して女たちを狂わせてしまうんです。そこを刺戟すると女はたまらなくなって、彼に挑んで来るんだそうですよ」
ある時期の読み物には珍しくない言い回しだが、今では中年以上を対象とした一部週刊誌くらいにしか残ってないのではないだろうか。明け透けが良いわけではないが、この、もったいぶった、気取った、そんなに言いたくなければ言わなければいい、されど言いたくて、こう間接的に言えば格好つけられると思っているような心根が感ぜられて嫌です。
各作品の性質が違うために、作品ごとの味わいというものがあり、一番面白くないものは即答出来ても、一番面白いものを挙げるには少し躊躇が要る。ただ、一番笑ったものならば筒井康隆「五郎八航空」。よくよく思い出すと、ゲラゲラ笑うタイプの作品はこれしか収録されていないのだけれど、この本に於いて、なんて括るまでもなく面白い。何度も噴き出した。
半村良「夢中犯」。前半まではよかったが、結末に差しかかってくると悪い意味で現実離れし過ぎて興が醒める。最後に明かされる重要な設定に、根拠も無く「男は夢の中で煙草を喫わない。喫うと夢から覚めない」とあるが、私は非喫煙者ながら、喫煙者なら夢の中でも喫うだろうと思うので、設定が破綻していると判断。
夏樹静子「階段」。文章も、設定も、あまり上手くない。デビュー間もない頃の作品かもしれない。(面倒なので確認しない)
主人公は40手前。5年前に夫を亡くし、小学生の娘が一人いる。家政婦を一人雇っている。家は2階建て。
六本木のブティックに勤めて(経営して?)おり、主人公を目当てに10程年下のある俳優の卵がちょくちょく来店。西洋風の顔立ちで彫が深く背も高い。ある日、ブティック地下にあるスナックで卵と遭遇し、「からだの関係」を持つに至る。卵に会計事務所勤めの経験があることから、店の経理の手伝いをしてもらう。
どうですか。中国人といえば辮髪と鯰髭、インド人といえばカレーとターバン。そんな観点に女流作家を置くと、まさしくこんなことを書くのが私のイメージする女流作家だ!
阿刀田高「干魚と漏電」
(台所に居ると玄関のベルが鳴らされ、杉田夫人はドア越しに電気会社の集金人が来たことを確認する)
「はい、はい、少し待ってくださいね」
杉田夫人はこう答えてから、逆に踵を返して家の奥へ引っ込み……
(予てより不審を抱いていた料金の説明を求めるための書類を取り出す)
この「逆に」は余計だろう。「踵を返す」は引き返すことだから、意味が重複する。集金人の待機とは杉田の行動を逆と指しているとしても、互いの行動に意外性が無いので無意味な強調。
いや、料金への不審が話の核心に繋がってくるので意味はあるのか?
しかし引き返すこと自体は「逆に」と強調するほどのことでもないと思う。考えれば考えるほどわからん。
2009年06月27日
09/06/26
近所を誰かと自転車で競争。それがすごく楽しくて、これを絶対ブログに書こうと思う。
規定のコースを何週もする。その途中、見晴らしの良い道路沿いのコンビニ隣に、縦長の白い大きな看板に「木の実ナナの店」と赤茶色で書かれた木の実ナナ直営のスナックがあって、通りかかるたびに気にかかる。これをブログに書いたら、私の住んでいるところがばれてしまう。だからこの自転車競争はブログに書けない、と断念する。他にも宇宙人と戦ったりした。
井上ひさしは21世紀になっても丸眼鏡をかけている。
あの太い丸眼鏡は時代遅れで格好悪くて、井上を朴訥と印象付けるのに貢献している。
井上が眼鏡を掛け始めた当時、あれは一般的な形状だったのだろうが、今では珍しい類のものであり、現在での太い丸眼鏡という選択は、かなり意識的・作為的であるはずだ。
そう考えると、井上の眼鏡は京極夏彦の手甲みたいなもので、あんまり朴訥じゃねえなあって、思った。
規定のコースを何週もする。その途中、見晴らしの良い道路沿いのコンビニ隣に、縦長の白い大きな看板に「木の実ナナの店」と赤茶色で書かれた木の実ナナ直営のスナックがあって、通りかかるたびに気にかかる。これをブログに書いたら、私の住んでいるところがばれてしまう。だからこの自転車競争はブログに書けない、と断念する。他にも宇宙人と戦ったりした。
井上ひさしは21世紀になっても丸眼鏡をかけている。
あの太い丸眼鏡は時代遅れで格好悪くて、井上を朴訥と印象付けるのに貢献している。
井上が眼鏡を掛け始めた当時、あれは一般的な形状だったのだろうが、今では珍しい類のものであり、現在での太い丸眼鏡という選択は、かなり意識的・作為的であるはずだ。
そう考えると、井上の眼鏡は京極夏彦の手甲みたいなもので、あんまり朴訥じゃねえなあって、思った。
タグ:夢



